背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

知事と組織委会長の発言(ブログ3078)

  • 2022年12月16日

 鈴木知事が珍しく、誰が聞いても当たり前の事を発言しました。

 第4回定例道議会が終了した後の記者会見で、札幌が目指す30年冬季五輪の招致について尋ねられ、「このまま機運醸成を進めるのは難しい。」、「1日も早く真相解明(東京五輪の不正事件)し、(道民ら)皆さんに対応策を示した上で理解をいただかなければ、前に進めない。」と話しました。至極当たり前の事ではないでしょうか。

 議会では、道政の課題についての考え方を自らの言葉で伝えず、質問についても正面から答えない知事が、問題が道政に直接関係の無い場合はその思いを端的に話すことについては、いささか、いかがなものかとは思いますし、今後は、道政の課題についても率直に話していただきたいものと注文しておきます。

 話はそれましたが、この発言で、札幌市長と札幌市議会が浮いてしまいました。

 さらに、東京五輪組織委員会の橋本聖子会長も、「従前のような大会のあり方をこの機会に見直す必要がある。」、「現状のまま招致するという姿勢ではなく、より多くの国民の皆さまに理解いただくため、具体的に何を改革しなければならないのかという観点から議論する必要がある。」と超党派の議連の総会で話したとか。

 この発言も、当然のことと思いますが、先ずは、組織委会長の責任として第三者調査委員会を設置して委員会独自の調査を行うべきでしょう。

 そして、キッチリと検証した後、何が問題だったのかを明らかにしてその解決策を国民に示すのが橋本氏の行うべき仕事のはずです。

 それを他人事のように言われても空しく響きます。

 まあ、それなりの立場のお二人の発言ですから重く受け止めなければなりません。

 意固地になっているかのような秋元市長と札幌市議会与党会派(自民党・民主市民連合・公明党)は、市民の声さえも聞こうとせず、解決策も政府に丸投げです。

 今回は、鈴木知事と橋本組織委会長に『1本』取られた感じではないでしょうか。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.