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発ガン性物質汚染

  • 2019年01月15日

 沖縄タイムスによると、米軍嘉手納基地内で消火剤に使用される、日本では製造と輸入を許可制にし事実上禁止され、禁止発ガン性が指摘される残留性有害物質PFOS(ピーホス=ペルフルオロオクタンスルホン酸=フッ素系界面活性剤=生体内半減期8.7年)や同じ性質のPFOA(ピーホア=ペルフルオロオクタン酸=フッ素系界面活性剤=半減期はPFOSより短い)の高濃度汚染が見つかっていたことが判明したと言うことです。

 同紙が開示請求で入手した米軍内部文書によると、2014年~17年に調査した13カ所で飲料水の生涯健康勧告値の最大1億倍以上の汚染があったとのこと。

 米軍による14年6月の調査では、嘉手納署からフェンスを隔てて約150m、町役場から約200mに位置する「ため池」にある消火剤にPFOSが9万pp(1pptは1兆分の1)が含まれ、16年2月には基地内の建物11棟の消火用スプリンクラーからPFOS950万~95億ppt、PFOA820万~9900万pptの汚染が見つかりました。

 米軍は米国内やドイツ、韓国、ベルギーに有る100カ所以上の基地でPFOSやPFOAの汚染を認め、対処してきましたが、日本では普天間基地や横田基地が汚染されていることを沖縄タイムスが明らかにしているにも関わらず、米軍は事実を認めず基地内の立ち入り検査も拒否しています。

 これらのフッ素系化合物は体内蓄積によるガンや胎児・乳児の発達障害などの恐れが生じ、国内では製造・使用が禁止されていますが、水道水の基準値は設定されていないということです。

 この問題も、多くマスコミは報道しておらず、政府も意に介していません。

 ここでも、日本は米国の同盟国である他国と全く違う扱いをされています。

 そして、その場所は:沖縄です。


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