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疑念は残される

  • 2017年11月14日

 加計学園・岡山理科大学獣医学部について、大学設置審議会が新設の認可を出しましたが、多くの国民はこのことについてビックリしたのではないかと思います。

 さらに、林文科相も審議会の答申を受けて開学許可を下し、来年4月には問題だらけの獣医学部が52年ぶりに開学します。

 今年の初めから国家戦略特区を使った申請に疑義が生じ、総理の友人である加計孝太郎理事長のために便宜を図ったのではないかというメモが見つかり、「総理の意向」とか「総理が言えないから私が代わって言う」などの他、官邸内で今治市の担当者が総理秘書官に要請をする等のことが次々に判明、国会で問題になってからは、文書が無い、記憶がない、問題はないと逃げの一手、野党が求める臨時議会にも馬耳東風、衆議院を解散してまで隠したかった事実、選挙が終わると野党の質問時間を極端に制約する与党。

 国民は、早く事実を明らかにするように求め、まさかこの問題が「ハッキリするまで大学の認可は無いだろうと」思っていましたが、第三者機関であるはずの審議会も役人同様に「忖度」し、あっさり新設の認可を出してしまいました。

 そして、林文科相は、獣医学部新設に関する石破4条件、

 ①ライフサイエンスなどの新たな分野のニーズが有る②既存の大学で対応出来ない③教授陣・施設が充実している④獣医師の需要バランスに悪影響を与えない。

 という条件もクリアしていると答えました。

 この石破4条件は、新しい獣医学部の新設を事実上困難にする内容となっていますが、本当にクリアしているのかが問われます。

 そして、この4条件は石破氏が地方創生大臣の時に出来上がったもので、閣議決定されているものとされています。

 疑念は残されています。


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