特別委員会審議(ブログ3996)
- 2025年08月06日
今日の「産炭地域振興・GX推進・エネルギー調査特別委員会」は、通常の特別委員会室から、道議会で2番目に大きい「第2委員会室}で行われる事になりました。
泊原発3号炉に関する規制委の新規制基準適合を受け、経産大臣から知事への電話による同意要請、エネ庁長官の同意要請訪問等を受け、泊3号炉が再稼働するのかどうか、より熱の入る時期に入ったことから、特別委員会への傍聴者が膨れ上がり、通常の委員会室では傍聴をお断りしなければならない事が想定されたことから、より大きな委員会室での開催となりました。今日の傍聴者は38名、マスコミは16名。それだけ関心の高い案件であると言うことです。
冒頭、請願23号「発電設備設置に関する北海道独自の施設撤去・廃棄費用前受金制度制定を求める件」、24号「北海道における特定放射性廃棄物最終処分場選定に係る調査及び施設受け入れに関する北海道民の意思を問う住民投票実施を求める件」を請願者から、願意を聴く場が設けられ、2件の請願についての趣旨説明が行われました。
これで特別委員会に要請があった請願は今期で24件になりますが、今だに1本の請願も採択されず店ざらしの(放置された)ままになっています。
請願聴取について、私から委員長に「請願については、今期内に特別委員会として精査し、判断を下せるように取り扱って欲しい」旨を要請しました。
さて、今日の特別委員会では、自民党道民会議、民主道民連合、結志の会からそれぞれ質疑がありました。
私からは、先ほどの規制委員会の規制基準適合、経産大臣、エネ庁長官の同意要請だけでは無く、この間、UPZ内における屋内退避施設がなく退避が困難な地域が6カ所あること、カムチャッカ沖地震による津波避難へのリアルな課題の表出、泊原発近くの幌似(ほろに)露頭で確認された火山性鉱物に関わる新知見、九州電力玄海原発上空に侵入したドローンへの防御など、話題満載の泊原発と、この間の知事の発言「電力が足りないから再稼働しろというロジックはおかしい。ラピダスは必要な電力量を確保できる見込みで取り組みが進んでおり、原発再稼働を前提としているわけではない。ラピダスと再稼働の判断は関係ない。」、「3号炉の再稼働に関わって、道が主催する説明会を行う」、「電気料金の値下げは、道民の関心が高い事項だと思うので注視したい」という発言についての真意を問う質問をしました。
質問終了後、委員長に対して、再稼働問題は道民生活や経済等、多岐にわたる課題が多いことから、「各委員会合同審査」などの設置をお願いし、委員等も検討することを約束してくれました。
詳細は私のHPに後日「R7年8月6日 産炭地域振興・GX推進・エネルギー調査特別委員会」という委員会報告に掲載しますので、ご覧いただきたいと思います。