災害対策本部長(ブログ4117)
- 2025年12月09日
ニュースステーションをを見てベッドに入りすぐに我が家が揺れ始め、その揺れがなかなか収まらない状況に、私のとなりの妻に声をかけました。これは、ひょっとすると避難が必要になってくるかも知れないと思ったからですが、しばらくして揺れは収まったことから、すぐにNHK総合テレビのスイッチを入れました。
速報では、函館で震度5強、津波も太平洋沿岸では約1mに達する場合もあるとのこと。
今のところ我が家の被害も無く、避難する程でも無いと判断し就寝しましたが、その後、明け方にも地震が起こり、まんじりともしない一夜が明けました。
朝刊は、各地の震度を掲載し、テレビでは青森県内の被災状況の映像が流れていました。
冬の深夜と明け方の地震です。もしも避難しなければならない状況だとすれば、私の地域の避難場所に指定されている小学校も、体育館には暖房も無く、高齢者や子ども達にとって絶えられるものでは無かったと想います。
このような場合、各自治体では災害対策本部が設置され、被害状況の把握やけが等の被災者情報が集約され、併せて避難場所にどのくらいの住民が避難されているのか、また、その避難場所には、避難者の数に見合った毛布や小型暖房機などが用意されているかについて情報を基にした指示が行われます。当然、住民の安全確保が災害対策本部の第一優先の任務である事はその論をまちません。
北海道も、昨夜から道の危機対策課を中心に道庁に集合し、また、各振興局にも職員が駆けつけて各市町村の被害状況の把握に努めていました。
道の災害対策本部長は鈴木知事です。
そのときに、鈴木知事は、道の災害対策本部に来られたのでしょうか?
まさかとは思いますが、自宅で部下の報告を受けていただけなのでしょうか?
危機対策課の職員に聞けば、当然「知事は対策本部に来ていました」と答えるでしょう。
さて、泊原発3号炉の再稼働についても、北海道原子力災害対策本部長である知事は、未だに整備されていない避難道や避難所、原発から30km圏内の住民の被曝など、様々な課題があっても、「現実的な判断だ」として再稼働を容認しました。
鈴木氏を知事にと投票された道民の方々も、知事に命を預けたわけではありません。
道民の安全に対する思いが希薄な知事を、皆さんはどのように受け止めるでしょうか。





