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派遣支援チームの経験を(ブログ3460)

  • 2024年01月19日

 能登半島地震への支援の輪が広がっています。

 災害時に必要なDMAT(災害医療支援チーム)、JMAT(DMATの交代要員)、DPAT(災害時の精神医療チーム)、DWAT・DCAT(災害時の福祉支援を担う民間チーム)、DHEAT(災害時の医療・福祉・保健の調整マネージメントチーム)、JRAT(災害時、被災者へのリハビリテーション支援チーム)、JDA-DAT(災害時の栄養・食生活の支援を行うチーム)、被災地の現場で被災者を支える7つの災害派遣チームが、各自治体から派遣されています。

 函館市内でも被災地に様々な支援を行うべく、医療機関や福祉機関が、窓口となる北海道へ支援の申請をしており、その後、道からは、被災地と避難場所など、必要とされる支援の場所を指定されますが、指定された場所や施設までは、自己責任で辿り着かなければなりません。

 交通機関も限定されている地域へ、それぞれのチームが向かうのも大変なエネルギーが必要となります。北海道からは空路で乗り継ぎながらか、JRで行けるところまで行き、そこからレンタカーと考えても、レンタカーも不足しています。道内から車で向かうにしてもフェリーを利用して現地に着くまで数日かかります。

 この移動手段を何とかしなければなりませんが、やはり、ヘリなどの自衛隊の機動力が必要となってくるのではないでしょうか。

 そして、先ほど掲載しました7つの任務のチームの派遣は、今後、自らの自治体での災害時に有益な体験となる事は論を待ちません。派遣されたチームの経験を研修などで全体のものとして共有することは非常に大事です。そして、その経験を地元の災害避難計画に盛り込み、災害があったときには避難所で、高齢者施設で、障害者施設で何が必要か、想定される課題を事前に想定しながら備えると言うことが自治体の任務だと思います。


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