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洋上風力発電の基地(ブログ4048)

  • 2025年09月27日

 洋上風力発電設備施工のジャパン・ウィンド・ファーム・コンストラクション社(JWFC)が、函館市とSEP船(洋上風力発電の風車を会場で組み立てる大型作業船)の母港を函館市とするための協定を結びました。

 北海道の桧山地域と松前町は、沖合に洋上風力発電を開発する「促進地域」に認定されたころから、函館港がSEP船の母港に最適ではないかと私も動いていました。

 港町埠頭は、広大な土地と吃水が14mというクルーズ船も着岸できる岸壁があります。

 出来れば、ここに風車のブレード(羽)とナセル(発電装置)、タワー(基台)の製造と保管施設も誘致できれば、大きな産業として発展できるだろうと思っていましたが、これらはほぼ全てが国内生産しておらず、サプライチェーンがないという難点がありました。

 先般、北海道の三橋副知事が、台湾に進出している欧州の機材製造会社に直接要請に向かいました。

 JWFC社は、今後促進地域として具体的な計画が立てられる桧山地域、松前地域、東北の秋田沖などの工事には、日本海にも太平洋にも対応出来る函館市が事業推進には理想の地域だと判断された事は、今後の展開にも大きなはずみとなることだと思います。

 先日は、三菱商事がコスト高と低い買い取り価格(自社が入札時に示した)のために洋上風力発電事業から撤退をしましたが、今度は三井商事が触手を伸ばしています。

 政府は今後、再生エネルギーを発電総量の4割まで高めることを国策として進めることにしていますから、今回のことは大きなチャンスだと思います。

 道への支援も含めて、実現にこぎ着けることが出来るよう私も努力いたします。


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