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洋上風力の製造・輸送基地に(ブログ3999)

  • 2025年08月09日

 道の三橋副知事が台湾を訪れて、洋上風力発電設備のアジアにおける製造拠点を道内に設けるよう、海外大手メーカーの誘致を本格的に取り組むことになりました。

 現在北海道では、後志地域と桧山~松前にかけて洋上風力発電の促進区域に指定されており、国内各社が発電計画を立てています。

 一方、国内には大きな発電容量を持つ本格的な風力発電設備のメーカーがなく、洋上風力発電が盛んな米国やヨーロッパに設備などを依存していますが、北海道の風力賦存量を利用するだけではなく、製造拠点へと北海道が動くことになりました。

 風力発電は、ブレード(羽)が大きいもので50mから80m、タワーはブレードの大きさによって差異はありますが、ブレードが回るのに支障がない高さとなります。

 ブレードからの動力はナセルに接合され、増幅してから発電機で変換されます。

 通常、風力発電は、風速の3乗のエネルギーが得られると言われています。

 この工事には、港湾にこれらの部品を確保出来る土地が必要となりますし、このブレードなどを運ぶ台船や洋上で組み立てるクレーン付のSEP船が着岸できることが要件となります。

 函館には、広大な土地を要する港町埠頭があります。

 これから、松前や桧山地区を含めた着床型洋上風力だけではなく、陸上から数十kmから数百km離れた海上に浮体式洋上風力を設置する政策を政府が推し進めようとしていますから、函館も製造や搬送拠点に名乗りを上げるチャンスだろうと思います。大泉市長も積極的に動くべきだと思います。


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