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汚染水処理

  • 2018年09月03日

 フクシマ原発事故に関わる汚染水の処理について、原子力規制委員会が海洋放流を唯一の解決法として示しました。

 これに関わる地元漁協など漁業関係者との公聴会において、「福島県の漁業に壊滅的な打撃を与える」、「未だ、事故前の漁獲高の半分以下であるのに、更に風評被害が拡散される」など懸念の声が多く出され、地元の理解が得られるにはほど遠い公聴会でした。

 経産省は、「トリチウムは人体への影響がセシウムの700分の1で、海外でも放出しており安全だ。」ととし、原子力規制委員会は「薄めて告示濃度以下にすれば放出出来る。」との見解を示していますが、この公聴会の前日に行われた緊急学習会において、元・東芝原発技術者:後藤政志氏が「トリチウムの安全性はまだ確認できていません。光合成によって有機結合型トリチウムになると、より危険性が高まります。さらに、放射性物質による汚染から海洋環境を守るための『ロンドン条約』違反でもあります。」とコメントし、「トリチウム汚染水を大型タンクに100年以上備蓄し、線量が減衰するまで保管する方法が現実的だ。」、「いくら基準値以下に薄めたとしても、日常的に放出される分に加えて備蓄された1000兆ベクレルが海に投棄されるとなると、総量の問題も出てきます。そのため、放射線量が1000分の1に減衰する123年間、大型タンクに保管しておくのが妥当。大型タンクの技術はすでにある。2021年までの133万トンは、原発敷地のスペースで全て保管することも可能。その他、足りなければ7・8号機予定地も有り、洋上タンクも可能。」、「予算的には海洋法流が34億円、と最も安価ですが、他の方法である地下埋設は2,500億円といった経産省案に比較すると大型タンク案は330億円と妥当な額であり、これを無視して海洋放出などあり得ない。」と対案を示しています。

 基準値以下のトリチウムを放出する米国のイリノイ州では、原発周辺に暮らす住民の「脳腫瘍」や「白血病」が30%以上増え、小児がんは2倍に増えたとの報告も有るようです。

 東京2020開催に手を上げた際に、IOCのプレゼンの演説で安倍晋三氏は、「フクシ原発はアンダーコントロール(制御)されており、影響は無い。私が保障する。」 と宣言しました。

 この時も国際的に嘘をつきました。

 問題は制御されておらず、汚染水の懸念は日々大きくなっています。

 トリチウム汚染水を仮に海洋放出したならば、東京2020への批判も大きくなるものと思います。


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