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最高裁の矛盾判決

  • 2014年11月03日

 コンビニの見切り販売を本部が妨害していた問題で、コンビニオーナーが最高裁で勝利をつかんだというブログを先般書かせていただき、その時、全国でも同様の訴訟が行われているが、地裁、高裁、最高裁でも敗訴となっているケースがあり、同じ問題で最高裁判決が逆の判断を下すことはおかしいとも指摘させていただきました。

 今般、福岡市のセブンイレブンオーナーが全く同種の問題に対し訴訟を起こしましたが、地裁では勝訴、高裁では敗訴、そして上告審の最高裁では上告を受理せず高裁差し戻しとなって敗訴が決まりました。

 最高裁は、三審制の最後の砦で、憲法が規定した法律の判断を行う最上級の司法機関であるはずですが、このような判決では、最高裁の威信が無いにも等しく、内部に矛盾をはらむことになります。

 セブンイレブンはご存じの通り日本最大のコンビニチェーン、創立者の鈴木敏文氏はコンビニ界のカリスマとも言われ、独自のコンビニ会計やドミナント出店、過大なロイヤリティーなど、個店オーナーに不利な違法性の高いシステムを作り上げた張本人です。

 見切り販売では公取委から優越的地位の乱用であることが指摘されている会社ですが、経済界にも大きな影響力を持っており、当然政界にも影響力があるものと思います。

 最近の最高裁は、政治への配慮を続けているようにしか思えない判決ばかりで、独立した司法の尊厳を失っているとしか思えません。


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