新・下駄の雪(ブログ4069)
- 2025年10月18日
維新が、自民党と連立を組むための政策協定について細部を詰めています。
吉村代表は、連立を組んでも閣内には入らないと発言していますが、自民党とすれば、閣内に入らなければ足かせをはめる意味合いが薄くなることから、重要閣僚への就任を求めるのではないかと思います。一方、維新は、閣内に入った公明党を教訓としているのかも知れません。しかし、閣内に入らなくても連立を組めば政権に責任を持たなければなりませんが、果たして維新は自民党との政策協定が全て守られると思っているのでしょうか。
安倍晋三は、2020年の通常国会において、森友・加計関連質疑で118回も嘘をつきました。このことはマスコミで何度も報道されました。
しかし、そんな嘘より政権交代を招いた嘘は、忘れられません。当時の民主党野田首相との党首会談で、野田氏が「議員定数削減を約束するならば、衆院を解散しても良い」という投げかけに、安倍晋三は「議員削減を約束する」と返しましたが、これが真っ赤な嘘で、約束を反故にしました。つまり、自民党の文化とは「他党との約束は守らなくても良い」ということなのです。高市氏は、嘘の塊の安倍晋三を尊敬している方ですから、維新との約束も「のらりくらりと体をかわす」ことを厭わないでしょう。
一方、一旦連立を組んだ維新は、与党という魅力から離れられなくなり、自民が約束を守らなくても付いていく、新たな「雪の下駄」になることでしょう。





