敵では無く味方(ブログ4186)
- 2026年02月19日
「恩や義理より、市民の利益を」、どこかの市長が発した言葉である。
「自ら受けた恩や義理という感情に左右されること無く、何が市民にとって大事なのかが政治家の判断の基本である。」と、それはそれで、政治家としての身の処し方として理屈に合っているのだろうと理解します。
一方で、人間として、「自らにかけてもらった恩が、今の立場をもたらしてくれている。」、「また、その方が困っている時には、今までに受けた恩に報いることが人としての道である。」というのも、性善説の本質なのかもしれません。
人の付き合いとは、心情のふれあいであり、それを「なさけ」というのであれば、お互いに相手のことを敬いながら、「情」を結び合うことが社会という人間関係を形成していくものだと信じています。
この言葉には馴染まない「打算」という感情も存在します。
しかし、「打算」とは、「情」と対極にある心のありようではないでしょうか。
一度、打算によって失った信頼関係は、二度と相手の心を開くことはないでしょう。
そして、それは、その人の人間性として烙印を押されたという事になります。
人は、何時・何処で誰とどういう立場で向き合うことになるのか、その時点ではわかり
ません。それだからこそ相手との良好な関係を維持する事はとても大切なことなのです。
敵を作る事は簡単ですが、味方を作る事は時間がかかり信頼を醸成しなければなりません。政治家は、敵を作らず、味方を増やすということを強く意識しなければなりません。





