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教育大函館校の再編を考える会(ブログ4160)

  • 2026年01月24日

 今日、道南の教育・文化・スポーツを考える会が主催した「教育大学函館校の再編を考える会」が、函館のサンリフレで開催されました。

 全道に5キャンパス有る教育大学校について、国立大学法人教育大学機構が学生数の減少から教育学部を札幌に集約することを検討しているという新聞記事が出たことから、函館市、函館市議会、函館教育委員会、函館商工会議所が札幌の教育大学本部や道教委に存続を要請し、また、この会に参加された多くの皆さんが、函館から教師の養成科程が無くなれば、地域の教育に大きな影響が出る事を危惧し、様々な活動を行ってきています。

 その思いを集約するための集会でした。

 私たち函館市議会民主市民ネットと立憲民主党8区総支部も、この問題に対する函館校の考え方を聴取するために昨年12月に函館校を訪れ、函館校のキャンパス長や学校関係者からこれまでの経過と今後の考え方についてお聞きしました。

 その場では、「学生数の減少と、卒後に教員を希望する学生が年々減少していることから、国立大学法人として15年後の40年に見直しを行う前提として18歳人口の推移や教育学部の受験者数、卒後に教員として就職する数の見込みなどを見据えながら、現在、道内5キャンパスから今後のキャンパスの在り方に対しての意見を聴きたいという本部の趣旨であり、そのための函館校でも検討を行っている段階で、再編の事が決まったと言う事では無い」というお話をお聞きしました。

 当然、その後の道議会文教委員会でも、道教委としての考え方について質問も行いましたが、先ほどの函館校でのお話と同じような内容しか答弁がありませんでした。

 しかし、今の小・中・高校の現状は、教員の定数が満たされておらず、毎年欠員を抱え、担任も決まらないまま新学期がスタートすると言う事が続いています。

 その主要な原因は、教職の1種を取得しても先生になる学生が年々減少してきていること、教員になっても他の業種に転職される先生が毎年、一定数出てくる現状が欠員に拍車をかけていることです。

 そして、その主要因を分析すると、教員の働き方や待遇が他の産業と比較して魅力を感じないだけでは無く、否応なしに自分の時間を犠牲にしなければならない事や、一定の手当を支給だけでそれ以上の時間外勤務が恒常的に続く事、モンスターペアレントや保護者との対応などが原因出ある事が指摘されています。

 つまり、これまでの教育は、先生の熱意と犠牲の上に成り立っていた事になります。それらのことが解決されないままでは、教育学部を専攻する学生は少なくなり、結果として教員試験を受けない学生や、転職する先生の歯止めにはならないという根本的な問題を内包しています。

 各国と比較しても、学校での授業以外の職務(授業前の準備、授業後の採点や学校行事の準備や後片付け、課外授業の顧問や部長を受け持たされるなどの他に保護者対応や地域との関係)など、ストレスだけではなく、給与の面でも日本の教員の皆さんは所得は低く、この解決も併せて行っていかなければなりません。

 キャンパスを残す事も大切ですが、箱があっても中に入れるものがなければ、意味を成しません。従って、教育学部を残す事、そして教員の待遇改善を行って、教員が魅力有る職業と思って貰える様にしなければ学生は戻ってこないのでは無いでしょうか。

 皆さんと一緒に教育学部継続への努力を惜しみませんが、先ほど掲載した事が日本の教育の劣化を招いていると言う事にも視点を当てて、双方成り立つ教育の為に力を合わせていきたいと思います。


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