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感染と議会

  • 2020年04月02日

 安倍晋三氏が、マスクを着用して国民の前に顔を出しました。

 首都東京がオーバーシュート(爆発的な感染拡大)に陥ったことから、マスクを着けていないことに都合が悪くなったのか、閣僚も含めてマスクを着用しだしました。

 さらに、あてつけがましく安倍自身ガーゼのマスクを着用し、さも私は医療関係者に配慮しているとでも言いたいような、まさしく「やっている感」が見え見えの姿を国民に見せつけたのです。

 また、「このマスクは洗えば20回ほど再利用で来る。」と話し、テレビの前で、各住所に(各世帯に)2枚ずつ配布するとまで発言しました(2枚の基準は?)。いったいいつになったら配給されるのでしょうか。長い目で待つことにしましょう。(ところで官房長官が豪語していた6億枚のマスクはどうなったのでしょう。)

 さて、国会では与野党ともに、議員に感染者が出ても国会を休会しないと足並みをそろえていますので、常に問題が起きたら国会で審議して対処してくれるのでしょう。

 一方、地方自治体では、こんなことが起きました。

 埼玉県上尾市議会ではコロナに関する休校や外出の自粛に応じて第1回定例会の一般質問を中止した会期案を設ける方針でしたが、市議会第2会派から異論の声が出たことから当初予定通りの日程で進めることとしました。

 ところが開会後、質問するはずだったこの第2会派の議員の妻が発熱(のちのコロナとは関係がない旨医師が判断)したことを受け、議会事務局長と副議長が当該議員と同会派の同僚議員全員を「濃厚接触者」と断定して退庁を命令、その後、この会派を抜きにして一般質問の取りやめと一定期間の休会を議決してしまいました。

 この問題で、第2会派全員が議長・副議長に公開質問状を提出したことから、今後のルールについて双方が協議することで決着したとのことです。

 しかし、これは上尾市議会だけの問題ではなく、このようなことはどこの自治体議会でも起こり得るものと考えなければなりません。

 道議会でも、各市町村議会でも、議員が感染者とならないとは限りません。

 議会では、議員個人が議会を欠席する場合、理由を含めて議会事務局に届け出をしなければなりません。

 その場合、欠席中に行われる採決について異を唱えることはできません。

 しかし、意図的、または不可抗力によって特定会派全員の出席を抜きにして採決することはあってはならず、また道議会でもこれまでそのようなことはありませんでしたが、今回のように感染が広範囲に及び、さらに原因も治療法も定かではない感染症が蔓延する場合、そのことを想定した危機管理を議会内でも協議しておかなければならないことを、上尾市議会は示唆してくれました。

 早速、来週は定例の委員会が開催予定ですので、議会運営委員会に検討を促すことにしたいと思います。


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