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性的暴行8年で2,070件(ブログ3913)

  • 2025年05月09日

 昨日は、自民党西田氏の暴言に対して記載しましたが、同じく昨日の赤旗には、米国防総省が米国内外の基地ごとにまとめた2013年から2020年までの在日米軍で申告された性的暴力の件数が記載されていました。

 何と8年間の在日米軍基地内での性的暴力は、申告があっただけで2,070件にものぼります。そして、そのうち約46%にあたる949件が在沖縄米軍基地での事件である事が明らかになりました。

 基地ごとでは、神奈川県横須賀基地が404件と突出しており、その次に沖縄県の嘉手納基地が227件と続いています。さて、所属別ですが、海兵隊886件、海軍663件、空軍419件、陸軍102件となっていますが、沖縄に展開している海兵隊がダントツの発生件数となっており、海兵隊という所属に下地があるのか、それとも沖縄という土地を海兵隊員がそう見ているのか明らかではありませんが、46%というのは約半数が集中していることになります。

 報告書では、被害者の9割近くは同じ基地所属の女性米兵となっていますから、基地内の女性が犯罪者のターゲットとなっている事が容易に分かります。一方、被害者が外国人となっているものもありますし、今年3月、基地内で起きた不同意性交の事案も発生したことから、基地内に従事している日本人が被害に遭ったとして申告されている可能性も否定できません。

 一方、これらは被害者が米軍の担当部局に申告した件数に限られており、申告も30%程度と報告されています。この種の犯罪にありがちな、加害者による被害女性への口封じや、被害者が口に出せない事案も多く存在しているものと推察され、申告が30%なので、まさしく氷山の一角ですし、その事は、基地司令官の評価にも影響することから、被害が発生しても申告しないように圧力を掛けているとの内部指摘もあるようです。

 このように基地内でも甘い処置で済ませていることから、若い米兵は、基地内や基地外でもなんの抵抗感も無く、力任せの不同意性交に及ぶのかも知れません。

 この性的暴行の多さに、在沖縄司令官だけでは無く米国防省もなんのアクションも起こさないのでしょうか。米軍は益々市民から疎まれる存在になってしまウ様な懸念を感じます。


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