市長の土下座(ブログ4174)
- 2026年02月07日
函館市長が、自民党候補の選対会議で陣営幹部らを前に『土下座』をして勝利を懇願したと言うことが新聞に報道されました。
函館市長は、選対会議にも出席していたと言う事ですから、選対の中枢幹部と言うことになります。どこの選対会議でも、戦況の分析とできる限りの戦術を検討する訳ですから、市長が土下座しなくても、当然のことのようにこの陣営の幹部達は、勝利に向けて全力を出し切っていくことだろうと思います。
それなのにナゼ土下座までしたのか。それは、自民候補が選挙区で当選しなければ自身の身に何かが起きると言うことを想起させます。
自民候補は、仮に選挙区で落選しても比例復活で拾い上げられると言うのが、この陣営の共通した認識だと思います。
しかし、市長にとっては選挙区で勝ち上がり、中道改革連合の候補にバッジを付けさせないことが悲願なのでしょう。彼が無名のまま市長選挙に出馬を決めた時の彼の後援会事務所は、選挙に縁の無い方々ばかりで本人もただ知り合いのところへの挨拶廻りだけしかしていないまさしく無手勝流の選挙でした。しかし、それでは選挙に勝てない事から、選挙に関して私たちは様々なお手伝いをしてきましたが、今回の衆議院選挙では「ちゃぶ台返し」、一転して手の平を返してきました。つまり、一人で市長になったつもりでいるのかも知れませんが、一人では何も出来なかったのです。
当然、今回の衆議院選挙後に自身がどのような立場に置かれるのかは、想像しているでしょう。1年後には自らの選挙が待ち受けています。残念ながら、これまでの3年間でこれと言った成果は全く市民には見えず、人口減にも歯止めを掛けることも出来ないまま基金を取り崩して来た結果、今は新年度予算を編成するにも約29億円の財源不足が指摘されています。
先般、自民党候補の集会に菅元首相や麻生氏が来た折、市長は「候補を頼む」と言われたでしょう。自民党候補は麻生派に属していますし、市長にとって、起死回生の手立ては自民党の大物にすがり、何か大きな事業をおこぼれのように与えて貰うしか無いのです。
また、選挙が終わると市議会定例会が待ち受けています。今回の選挙で与野党の構図は変わりました。今まで与党は立憲民主党系の民主市民ネットが中心でしたが、今度は自民党が与党と言うことになります。市議会の定数は27名、野党は民主市民連合8名、公明党4名、共産党3名、これで15名、過半数を超えています。これに無所属3名。自民党は9名です。議会運営が非常にシビアになるでしょう。しかし、それは自身が招いた事ですから、自らがその場に立たなければなりません。
市長が土下座をしたのは、自民党候補が勝たなければ、その反動がブーメランのように返ってくる事への恐怖なのかも知れません。何と情けない「土下座市長」なのか。





