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女性の社会進出

  • 2014年01月31日

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーを中心とした研究チームが、iPS細胞より簡単にできる万能細胞:STAP細胞を創ることに成功したとの報道には、本当に驚きました。

これまで、受精卵はあらゆる細胞になる能力を持ちますが、一度、血液や神経、筋肉などの細胞に分化すると元には戻らないという定説を覆し、受精卵のように細胞の初期化が可能になるという、人類にとって夢のような新製法をあみだしました。

実用化するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、再生医療の領域を大きく広げ、様々な病気や怪我に応用できる道が一刻も早く開けるように願うばかりです。

小保方さんは、この研究について「自分は再生医療の研究をしたい。特に子宮を病気でなくし、子どもを産めなくなった女性を救いたい。」とその思いを語っていました。

一方、先般問題になったNHK籾井会長を選出したNHK経営委員の中には、「男女共同参画社会基本法」が女性の社会進出を促進し、日本が少子化となった原因であると断言し、「女性はしかるべき年齢の内に結婚して家庭に入り、2、3人の子どもを産み育てるようになれば少子化は解決する」と、男は外で稼ぎ妻子を養い、女は家庭に収まって子を産み、育てるという男女の役割分担を主張する女性委員(謀大学名誉教授)もおります。

女性が外で働きにくい国ほど少子化になっているのは、今や世界の常識となっています。

小保方さんのように素晴らしい仕事をしている女性はたくさんおられるでしょうし、今回の世界的な研究成果は、働く女性にとっての励みとなると思います。

先程のNHK経営委員会の著名な女性委員は、小保方さんにも早く結婚して家庭に入れと言うのでしょうか。


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