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大間町長選

  • 2017年01月17日

 電源開発が建設を進めている大間原発の地元、大間町の町長選挙が行われ、現職の金沢候補が4度目の当選を果たしました。

 04年、08年、12年と、無投票の選挙が続き、この間すっかり原発城下町となってしまった大間町。

 原発以外は漁業が主産業で、大間マグロは全国ブランドとなっていますが、それ以外に目立った産業が無く、原発依存の財政体質となっているようです。

 この町のリーダーが4選を制した金沢氏ですが、初当選の12年前は大間町民もフクシマ原発の事故など思いも至らず、核燃サイクルを担うMOX燃料を全量使用する世界初のフルMOX原発として原子力村の期待を一新に浴びる新型原発の立地地域となり、全国から注目され、そしてその建設推進の立場を鮮明にして立候補し、対立候補もいないままに初当選を果たし、続いて08年も無投票、そしてフクシマ原発事故の翌年の12年に行われた選挙においても、フクシマ原発事故における原因究明が明らかにならないまま、町民が原発事故の恐ろしさを自覚する間もなく、無事に無投票の3選を果たしました。

 この間、何処の原発立地自治体も同じように、大間町も原発誘致時点から多額な原発交付金や助成金、漁業補償金などに浸かってしまい、持続的な産業を興して地域振興を進めるという、本来、自治体が行わなければならない責務がおざなりにされてきた気がします。

 そのような自治体が、新たなまちづくりに1歩を踏み出すのは容易なことではなく、住民も、安易な道を選んでしまうようです。

 今回の選挙では、同じ役場出身の元課長が立候補しましたが、この方も意識には有りつつも脱原発の言葉は言えず、基本的に原発は賛成であるけれども、新しい産業の育成も大事と訴えたようですが、結果、大間町にあって、選挙では脱原発はタブーであるということなのでしょうか。

 しかし、今回の選挙に函館市出身の元市議や、原発敷地内に土地を所有し、反原発を訴えている方が立候補したことは、新しい兆しとも言えるでしょうし、元課長に投票された方々も、内心では原発に頼らないまちづくりを求めているのではないか、という微かな期待も感じることが出来ました。

 大間町は変わりつつある。函館に住む私も、大間町では小さな灯火だった脱原発が、少しずつ輪を広げ光を放ち始めていることを、対岸から応援したいと思います。


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