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地表放射能

  • 2015年05月07日

 北大大学院工学研究院の村尾直人准教授の研究室が、泊核発電所事故時を想定した放射性物質の地表への沈着量のシミュレーションを行った結果が新聞に発表されました。

 今回のシミュレーションが画期的なのは、これまでに出されている大気中の放射線量の測定シミュレーションと違い、地表への沈着量をシミュレーションしたものだということです。

 大気中の放射線の場合、風向や風力によって移動してしまい、放射線量に対する対応が不十分である事が想定されますが、今回のように地表における放射線量はその場において一定の放射線量を放出し続けるために、地域における濃密な対応が求められます。

 四季に応じ、1ヶ月分の気象データーを1km四方に区切った地図上で放射線量の地表沈着濃度を細密にシミュレーションしたこの度の結果は、政府や行政が取り入れようとしなくても、私たちが、避難を含む核発電所の大きな事故への対応指針として取り入れるよう求めていかなければなりません。

 更に、大間核発電所についても同様のシミュレーションをされているとのことですが、これも、是非、お聞きしたいものと思います。


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