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在日米軍基地の資産(ブログ3931)

  • 2025年06月02日

 しんぶん赤旗に、米国防総省が25会計年度版「基地構造報告」で、在日米軍基地の資産評価額が明らかになりました。

 それによると、米軍が24年9月段階で世界に展開している米軍基地は45ヶ国・地域(グアムは米国領なので除く)に549ヶ所の基地を保有、このうち日本が米軍に提供している基地は98ヶ所となっています。

 基地数ではドイツの122ヶ所が日本を上回っていますが、総面積では日本の方が上回っています。さて、韓国を含めた3各国の比較ですが、

       資産評価額       面 積             兵  力

     (10億ドル)  (エーカー)             (人)

日 本   192.93    195,011.8   52,603

ドイツ    59.69   170,913.5   34,949

韓 国    56.34    30,269.3   23,291

 

 となっています。

 資産評価額のベスト10位には、1位:嘉手納基地25,960.79(単位は全て100万ドル)日本円で3兆7,124億円 3位:岩国基地19,337.47 4位:横須賀基地18,534.69 5位:三沢基地16,718.44 8位:横田基地14,798.29 10位:キャンプ瑞慶覧10,593.36 で、ドルを日本円に換算すると、合計で約27兆6,000億円と、途方もない額になりますが、これには地価が含まれていません。フェンスの中には快適な住宅や学校、広大なゴルフ場、ビーチリゾートまで用意され、今や米政府の最上級資産となっています。

 また、米軍は海外に17万2,014人の兵力を展開していますが、そのうち日本には5万2,603人で、全体の30.6%を占めています。2位のドイツは3万4,949人、3位の韓国は2万3,261人と、これも日本が突出しています。

 つまり、米軍にとって日本は欠くことの出来ない主要な軍事同盟国であり、逆に言うと日本が米国との同盟関係を離脱すれば、米国にとって非常に大きな痛手となるわけです。

 これだけ大きなカードを手にしているにも関わらず、日本は米国に逆らえずに、いつまでも米国の言いなりとなっています。

 全ては、終戦後に日本が国体をを守るために米国と行った数々の密約が今でも日本を縛り続けていることで、身動きが出来ない状況が続いているからではないでしょうか。


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