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国際女性デー(ブログ4204)

  • 2026年03月09日

 昨日は、「国際女性デー」でした。

 1908年、米国の女性達が差別されていた女性の労働条件の改善を求めてストライキを行ったのが、最初の大きな行動でした。その後、1911年2月23日にはロシアの女性労働者を中心に、同じく労働条件の改善を求めて大きなデモを行い、これに男性達も加わり、それがきっかけとなって長年帝政を敷いていたロシアの政治体制が崩壊したロシア革命につながっていきました。

 ユリウス暦の2月23日は、グレゴリオ暦では3月8日となり、その後、世界の各地で女性達の地位向上を求める「うねり」となり、国連が1975年3月8日を「国際女性デー」と定め、2010年には「UNウイメン」という国連機関が設置され、今では、27ヶ国がこの日を祝日とし、イタリアではミモザの花を贈り合う風習ともなりました。

 そして、昨日、シアターキノで「女性の休日」という映画を見てきました。

 世界各地で女性達が男女平等を勝ち取るために立ち上がっていた、そして国際女性デーが定められた1975年、アイスランドでも女性達は男性の仕事の下働きか、様々な組織でも女性を理由に受け入れてもらえない、同じ仕事でも給料で差別をうけ、休日のない家事と子育ては全て女性に委ねられていたことにいつも不満を抱いていた女性達。

 アイスランド各地から集まった300人で女性会議を開催、女性の存在意義を全国民に示す方法を徹底的に話し合った結果、男社会に「私たちがいないと社会がまわらないことを証明させる」と、様々な差別に立ち向かう決意をし、10月24日に全ての仕事と家事を休むストライキを実施することが決まりましたが、保守的な女性の中にはストライキは左派すぎるという声が出され、会議の参加者は全ての女性の参加が難しくなってきたと思っている時に、一人の高齢の女性が「ストライキでは無く休日にしよう。仕事を休む。効果は同じよ」と発言、休むでは訴える力が弱いのではと考えましたが、それで多くの女性が参加するのであればと「女性の休日」とし、「レッドストッキング」を合い言葉にし、300人の女性達は仕事でのスキルを生かしてチラシを刷っては配って歩き、唯一のラジオ局では男性も賛同して女性が抱える全ての悩みを話し合う番組をレギュラー放送し、「女性の休日」の意義などもラジオから全国に流れました。

 当日に向けて女性達は職場の上司に1日仕事を休むことを告げ、家庭でも夫に家事も子育ても1日休むことを通告します。

 その日、首都のレイキャビクの広場には、当時の人口の10%にあたる2万5,000人以上の女性達が集結、アイルランド各地の20カ所以上でも集会が開催されました。

 男達は、女性がいなければ社会も家庭も回らないことを痛感、その後、アイルランドは最もジェンダー平等が進んだ国となり、女性大統領と首相が統治するようになりました。

 さて、日本はどうなのか。ジェンダーギャップ指数で1位のアイルランド、そして日本は118位という情けない現状です。未だに夫婦別姓も認められず、DV被害は後を絶たず、給与差別も改善せず、家事や育児そして介護は女性に押しつけられ、大学進学率も男性の半分にも届きません。管理職も議員もまだまだの状況です。

 日本でも女性の首相が現れましたが、ジェンダー平等には全く興味を示さないどころか、男性の首相よりも過激で女性を蔑視しています。日本の女性はナゼこの「国際女性デー」を静かに目立たぬように過ごし、何かを変えようとする行動も起こさないのでしょうか。


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