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国会審議はあるのか

  • 2017年10月23日

 衆議院議員北海道8区の選挙では、逢坂誠二候補が当選させていただき、心から感謝申し上げます。

 北海道では、残念ながら2区の松木兼公氏が惜敗をしましたが、希望の党の比例復活で当選した「山岡達丸氏」も含め、これまで、共に民進党北海道を支えていただいた方が松木氏を除く全員当選したことは本当にうれしく思います。

 山岡達丸氏は「踏み絵」を踏んで希望の党から立候補し比例復活で当選しましたが、選挙中には安保法制や憲法について「私の信念を曲げるつもりは無い」と主張したからには、言葉と行動が矛盾する事を指摘されますし、有権者には理解しづらいものと思われますので、早めに党籍を離れて無所属になった方がスッキリするものと思います。

 さて、今回の選挙では、有権者の皆さんの賢明な判断で安倍晋三は鉄槌を下されるものと思っていましたが、蓋を開けると自民党は解散以前とほぼ変わらずという結果となり、この先の国会運営を考えると暗澹とする思いです。

 安倍自民党は問題有るが、地元の与党候補は中央とのパイプのために投票するという心理は判らないわけでは有りませんが、結果として安倍1強を継続する事に繋がります。

 今後、特別国会を開催して首班指名を行い、組閣などの一連のセレモニーを行いますが、臨時国会は開催されるのでしょうか。

 ご存じの通り、モリ・カケ逃れで安倍晋三は先の臨時国会を冒頭解散をしたことから、実質的な国会審議は行われておりません。

 このまま、今後のトランプ来日やAPECへの参加などを理由にして、国会での施政方針演説や質疑などを行わないとしたら、国会での審議は今年の6月18日以降、来年1月からの通常国会まで、半年間も空白のままとなってしまいます。

 安倍晋三にとっては誠に都合が良く、この間、森友・加計・陸自の日報問題が審議されません。「人の噂も75日」と言われていますが、最近ではもっと短くなり45日とも言われています。

 ましてや、解散前の勢力を維持することになった今、これからも臭い物には蓋をするという態度で国会を運営する事が考えられます。

 臨時国会の開催は国会議員の4分の1の請求があれば憲法第53条の規定により開催しなければなりませんが、安倍晋三はこれを無視し続けて4ヶ月になります。

 「安倍政権を作り上げたのも選挙ですが、安倍政権にピリオドを打つのも選挙です。」と以前書きましたが、地元経済という常套句に騙された結果、自民党に291もの議席をプレゼントし、結果的に立憲主義や民主主義を犠牲にするという愚を選んだような気がします。

 そして、自民党やその候補に投票した方々はそれに甘んじなければなりません。

 次の総選挙が早く訪れることと、その時には多くの有権者が口先だけで一向に良くもならない「地元経済の振興」という騙しのテクニックを見破り、本当にまともな政権を選択することを望みます。


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