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台湾有事に言及(ブログ4093)

  • 2025年11月11日

 韓国で開催されたAPECでは、中国の習近平氏と首脳会談をし、「中国は日本にとって重要な隣国で有り、日中両国は地域と国際社会の平和と繁栄という重要な責任を有しています。日中間には様々な懸案と課題がありますが、それらを減らして理解と協力を増やし、具体的な成果を出していきたいと思う。」と習主席に話していました。

 「様々な課題を減らしたい」と言った舌の根も乾かない今回の臨時国会の予算委員会で、「中国が台湾を戦艦などで封鎖し武力行使を伴う場合、日本の存立危機事態となり得る」と話し、台湾有事において、米軍が関与してきた場合、日本が集団的自衛権を行使しうると具体的な国名を出して言及しました。

 これに対し、中国は当然のことながら激怒。

 なぜ、高市氏は、中国を大きく刺激するような事を口に出したのでしょうか。

 台湾については日本も米国も国とは認めず、中国の一部である事を国際的に明らかにしています。

 つまり外交において、日本は台湾を中国の一部と認めていながら、内政問題である中台関係に首を突っ込み、米国の出動を契機に集団的自衛権を行使して中国に矛を向ける、ということを日本の首相が国会で明らかにしたのです。そして、「この答弁は撤回しない」と言い切りました。

 歴代の政権ではこれらの問題について、非常に微妙な問題であることから現に言葉を濁してきましたが、高市氏ははっきり中国という国名まで出して集団的自衛権の対象国である事を明らかにしたのです。

 この総理大臣は、日本を再び戦争へ導いた総理大臣として後世に名を残すことになるかも知れません。しかし、こんな大事な事が何の思慮も無く口に出る無責任な総理をこのまま野に放ったままで良いのでしょうか。そして自民党の中にも戦争が大好きな方がいるのでしょうか。多分この内閣はこの方の「口の禍い」で、大変な状況になり、そして短命に終わる様な気がしています。


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