口の軽さ、資質の無さ(ブログ4169)
- 2026年02月02日
高市氏が、31日川崎市内の応援演説で、「外為特会(外国為替資金特別会計)と言うのが有るが、これの運用が今ホクホク状態だ」と話し、円安傾向の為替についてのメリットを強調する発言をしました。
この発言と合わせて、「円高がいいのか、円安がいいのか、どっちがいいのか、皆わからない。円高だったら輸出しても競争力が無い。円安だから悪いと言われるが、輸出産業にとっては大チャンスだ」と話し、円安のメリットを前面に打ち出し、円安のデメリットについてはまったく触れませんでした。
今、日本は、円安によって輸入品の物価が上昇、とりわけ日本は食糧需給率が38%であり、実に62%の食糧を外国に依存しています。食料品の物価は5年前に比較して1.3倍から1.5倍に上昇し、エネルギーも外国に依存していますので、円安は国民の生活を大きく圧迫しています。
この間、政府の補正予算なども物価高騰対策を重点的に行ってきており、今回の衆議院選挙においても、各政党は物価高騰対策として、食料品にかかる消費税の減税や廃止を主張しており、自民党も遅ればせながらですが、食料品にかかる消費税を2年間の期限限定付きで行うかどうか今後「国民会議」に置いて検討を行うと、高市氏自身も話しています。
検討ですから、実行するのも検討、しないのも検討ですので何処まで本気かは分かりませんが、円安で物価が高騰していることは辛うじて分かっているのかもしれません。
中日スポーツによれば、先ほどの高市氏の考えにネットでは「円安メリットについて言及ってマジ?」、「そのツケは国民生活への負担増へと跳ね返る」、「いやもう経済音痴どころじゃなくて…」、「ここ数年は経団連でさえ円安修正を望んでいますが…」、「仕組みがまったく分かっていない。任せて大丈夫なのか…」、「こちとらバカ円安による物価高でヒイヒイ言ってんのに…」、「絶句…さらに円の価値を下げ、物価高で苦しむ庶民を殺したいのか…」と言う書き込みが多数有ったという記事が掲載されました。
また、「自国通貨の価値が落ちてるのに外貨建ての資産が増えてホクホク?何処の国の総理大臣だ」、「強い国を目指すと言いながら、円の価値が以上に下がってもメリットがあるという発想が恐ろしい。円安、金利上昇に備えたほうが良さそうだ」などの書き込みもあったと言うことです。
さらに、「実際の日本人のほとんどは日本円しか資産を持たないので、円安になれば気づかないうちに資産が目減りしてしまっている」、「外為特会が潤ってもガソリンは安くならない 食料品は安くならない 実質賃金は上がらない」など外為特会への好影響が実生活には結びつかないという意見も多くあったとのこと。
これは、高市氏にとって、国民が物価高に喘いでいることよりも、政治献金やパーティー券を大量に購入してくれる輸出産業の自動車業界などに目が行っている事の証左です。
さすがに、高市氏もXで釈明をしましたが、この文章はご本人では無く、官僚が無理矢理理屈をこね回したような文章で、全く説得力を持ちません。
この発言は翌日(2月1日)にNHKで放送される「日曜討論」で、各党の党首が出席して衆院選挙に対する討論を行う予定でしたが、急遽、高市氏は「演説後の握手で右手を痛めた」という理由で欠席。野党の誰もが番組で31日の発言を追求されるので、番組には出られないのでは無いかとの観測が出ていましたが、全くその通りになりました。
台湾発言しかり、旧統一教会との関係しかり、実態の無い神社からの3,000万円の寄付しかりで、今回の発言も、仮に高市氏がこの選挙で勝ってしまったら国会で追及されることは必至だと思います。後先を考えず、全体状況を把握できず、思ったことを口に出してしまう高市氏。今回も番組に出ずに敵前逃亡。この方にはまったく首相としての資質が無い事、その事が露呈をしたと言う事です。この軽さは、日本にとって非常に危うい状況を招くことになると思います。





