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危険な高市の思考(ブログ4166)

  • 2026年01月30日

 高市氏が解散を表明した19日に「私の進める安全保障政策は決して右傾化では無く普通の国になる事だ」と話しました。高市氏の描く「普通の国」とは一体どういう国なのか。

 これまでの非核三原則(核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず)の文書を見直す。つまり核兵器を国内に保管すると言う意味です。これは、米国の核兵器を日本国内にも配置し、実質的な核配備に着手すると言う事になります。

 日本は世界唯一の核兵器被爆国であり、ヒロシマ・ナガサキに投下された原子爆弾によって多くの国民がその犠牲となり、さらに被爆された方々は放射性物質による原爆症によって塗炭の苦しみを味わされて来ましたし、その子孫の方々も体内での被爆などによって生涯その苦しみから逃れることは出来ませんでした。そして原爆症に対する世間の目も「ピカ」という蔑視の言葉を使い、結婚も就職にも虐げられた立場に置かれてしまったのです。

 それらのことから、多くの日本人は「核」に対し忌避感を抱き、核戦争などには絶対反対の立場を鮮明にしてきました。そして、核兵器廃絶の活動が国際的にも認められ、日本原水爆被害者団体協議会が「ノーベル平和賞」を受賞しました。

 非核三原則の見直しとは、唯一の被爆国として経験してきた悲惨な被害を、他国に対して脅しのように利用すると言う事です。

 また、防衛装備移転三原則の「5類型」撤廃は、メイドインジャパン製で殺傷能力の高い武器を紛争当事国等にも輸出する事に道を開きます。これは米国と同様に死の商人に成り下がることを意味し、他国の戦争で金儲けをする道を進むことになります。

 さらに、原子力潜水艦の導入にも言及してしまいました。

 これが、高市氏の追い求める「普通の国」なのです。つまり、これまで日本が最低限守り抜いてきた平和国家から、世界の軍事大国に比肩する軍事国家を目指すというものです。

 これらの発言に、防衛省幹部でさえ、「それがどれほどの重みを持つ言葉かを、全然分かっていない。選挙で簡単に政権にイエスを与えてしまうのは怖すぎる」と話しています。

 今回の選挙で高市氏が勝利すれば、国民から「白紙委任状」を貰ったとばかり、軍事大国という彼女の思考する普通の国に日本は舵を切ることになりますし、国民がその事を知った上で、私を押し上げたと勘違いするでしょう。

 今回の選挙は、大きな意味で日本という国家の方向性を問う選挙となります。

 国民の1票は、それほど重い1票となります。

 軽々に判断すると、その先には米国の世界戦略に巻き込まれ、米国と同じように戦争を厭わない国になってしまいます。


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