危ない火種(ブログ4042)
- 2025年09月21日
自民党総裁選の有力な候補として、小泉氏と高市氏が注目を浴びていますが、その二人が、これまで政治家として掲げてきた考え方を、総裁選に出馬するが故に封印し始めています。
小泉氏は、選択制夫婦別姓(妻の滝川クリステルさんから言われたのかな?)やこれまで政権の政策として行ってきた雇用規制の見直しを引っ込め、高石氏は靖国神社問題や対中国外交などの持論に封印をしてまで総裁選に固執しています。
国会議員はナゼ総理大臣を目指すのか?
それは、自らの信念に基づいた政策を自らの政治力で実現するためのはずです。そして、そのことが国民の生活と福祉に広く貢献する事に繋がるという強い信頼感を勝ち得る事にあるのでは無いでしょうか。
しかるに、このお二人を見ていると、総裁(総理)になりたいという個人的願望が全面に出て、政治家としての信念を仮面の下に隠してしまおうという魂胆が、見え見えです。
こんな二枚舌の方に自民党の総裁、なかんずく日本の総理を任せられるのでしょうか。
党内に反発の恐れがあるならば、堂々と議論すべきですし、それによって、お二人の政治家としての覚悟が伝わるはずです。
単に総裁になりたいからと言って「風見鶏」を決め込むならば、政治家としての資質に国民から(?)が付くとは思わないのでしょうか。
いい例が「石破氏」です。自ら「与党内野党」を自認していましたが、総裁になった途端に手のひらを返して、政治と金も、物価高騰策も、ガソリンのトリガー条項廃止も、選択制夫婦別姓も、全て党内をまとめることが出来ず、野党からも見捨てられて失脚してしまいました。今度の総裁候補者もこれと同じでは、誰が総裁になっても「同じ穴の狢(むじな)」です。
自民党の総裁選は、自民党の崩壊をに結びつく火種となるでしょう。