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副反応

  • 2021年03月16日

 ファイザー社のワクチンがなかなか届かず、各自治体の接種計画もままならないことから、国民の間にはいらいら感が募っています。

 政府はアストラ社(アストラゼネカ社)からも6,000万人分のワクチン提供を受ける契約を昨年12月に行いましたが、如何せん国内での承認がなされておらず、これもいつのことになるのか全く想定も出来ません。

 そうこうしているうちに、欧州医薬品庁(EMA)は英国アストラ社製ワクチンの製品情報に、強いアレルギー症状アナフィラキシーショックを副反応の項目に追加して明記するように勧告しました。

 EMAは、英国内500万人の接種においてアナフィラキシーが疑われる41例の報告を精査し、「少なくとも一部の事例では、ワクチンとの関連性がある可能性が高い」と判断し勧告に至ったものです。

 また、同じくアストラ社製のワクチン接種では、血栓の副反応も指摘されています。

 デンマークでは60代の女性が接種後に血栓ができて死亡、オーストリアでは49歳の女性が多発性血栓症を発症、これによりデンマーク、アイスランド、ノルウェー、オーストリアなど8カ国がアストラ社製の摂取停止を決定しました。

 国内でもファイザー社製のワクチンで9日までに17人が重いアレルギー症状のアナフィラキシーショックの症例が出たとの報告で、国際的な基準で精査した結果7人が該当した事を厚労省が明らかにしました。

 海外も女性が重い副作用に陥り、国内の症例も全て女性となっていることから、原因究明も含めた慎重な取り扱いが必要となってきます。

 日本は、アストラ社、ファイザー社などから調達しますが、どこのワクチンを接種するか選ぶことが出来ませんから、その分、政府の責任も重くなってくるものと思います。


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