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函館~三沢線

  • 2014年02月21日

 HACの函館~三沢線の利用率が、当初見込みからかなりの落ち込みが続き、新年度からは、土日祝日のみの運行として4月から10月までの季節運行にすることが検討されています。

 この函館~三沢線は、JALからHACが切り離され、その後、赤字経営に陥った際に「あずさ監査法人」が財務調査を行い、傘下の「株式会社KPMD FAS」がコンサルテングした折りに、新たな路線の開拓として浮上したもので、私の「13年4月10日のブログ285」でも危惧していたことが現実のものとなってしまいました。

 昨年8月から就航しましたが、利用率は10月26.2%、11月28.8%、12月からは運休となっています。

 結果的には、単純に新路線に飛びついた道庁の横断的組織であるHAC経営検討委員会の思惑通りに行かなかったということですから、検証作業も十分行い、今後の方策についても明らかにしていかなければ、土日祝日の運行も利用率の向上が見込めず、休止路線となってしまいかねません。

 HACは、新年度中にJALの再子会社化へ移行するための協議を行っていますが、JALの子会社となった場合、不採算路線の函館~三沢線は当然見直し対象路線になると思います。

 せっかくの新規路線が廃止とならないため、関係者の努力が臨まれるところです。


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