偏らず(ブログ4158)
- 2026年01月18日
立憲民主党と公明党の新党の名前が「中道改革連合」となりましたが、なんかこれまで「党」という政治名称の下で数十年過ごしてきた者として、なかなかなじめない気がしています。
私は今まで「センターレフト」という立ち位置で活動してきましたし、一応「リベラル」という意識でもいました。
今度の新しい政党は、「中道」つまり「センター」と言うことになります。立憲民主党の場合は、「センターライト」の方から「センターレフト」まで、いわゆる幅の広い党であって、それぞれの政策は話し合いを行って決定してきたと思っていますが、今度の「中道」はどちらかというと「現実路線」を歩む事になるのかも知れません。
新しい党の綱領はなかなか両党の溝が埋まらず明日に発表されるようですが、急な合流で綱領が後回しとなっています。本来なら綱領とそれに沿った政策の合意があって初めて合流となりますが、結論の後に大事な約束事を交わすとは。
例として適当ではありませんが、泊原発の再稼働に同意してから、経産省と北電に再稼働に関わる要望を行った鈴木知事と全く同じで、本末転倒では無いかという気がします。
私はこれまでの32年間に及ぶ議員活動の基本は「憲法」、「安全保障」、「反核(脱原発)」に置いていました。無論、経済や医療、介護、福祉、教育などの広範な課題にも取り組んできましたが、合流によって先の3分野が後退するようであれば、私にとって合流を素直に受け止められるか不安です。
しかし、今の高市政権を今後も継続させれば、内政ではアベノミクスの高市版である「サナエノミクス」が継続され積極的な財政出動で円安はどんどん進み、物価は落ち着くどころか益々高騰を続けるでしょうし、格差が広がり、外国人の排斥を政府が進め、「多様性・公平性・包摂性」は隅に置かれ、分断と対立が拡大する社会になるでしょう。
また、外交では国際法を無視して力による支配を押しつける米国に対しても何も言えず、このままでは米国の戦争に加担させられる可能性さえ否定できません。また、中国を刺激することによって、大きな摩擦が生じることになり経済に大きな打撃を受けるだけでは無く、取り返しの付かない深みまで踏み込む事も危惧されます。
何より、高市氏(トゥルーマザー)と旧統一教会の関係や実態の無い宗教法人からの違法な寄付などの国会追求逃れに解散権を行使する首相を、今後も政権をつかせてはならないという強い思いもあります。
さてさて、中国新聞によると【幕末、会津藩に西郷頼母(たのも)という家老がいました。頼母は徳川親藩としての道を生きるか、それとも領民の窮状を救うため新政府軍に降伏するかを熟慮し、結果、主戦派に「裏切り者」と言われながら早期降伏を唱えました。
この時、<中道を行く者の厳しさは、右から見れば左に見え、左から見れば右に見える>と、立場で異なる物の見え方、偏らず判断する難しさを語りました。】まさに、中道とはそのことだと思います。新しい新党が様々な考えを持つ政治家を偏らずにまとめて行く政党である事を願います。





