保険証切り替え(ブログ4111)
- 2025年12月02日
マイナ保険証へ今日から移行になった健康保険証。
今朝のモーニングショーでは、1日の医療現場や役所での混乱についての報道がありました。
2日からの移行のために、医療機関ではその準備、役所ではマイナカードへの保険証付与の飛び込み申し込みが殺到したための混乱でした。
この中で、コメンテーターの玉川 徹氏が「僕はマイナンバーカードを持っていないことは公表していますが、持っていないことで不便を感じたことは1回もないですね。今のところ」、「持っていないので健康保険証の代わりになる資格確認書が送られてきました。
今、それを使っています。だから、普通に資格確認書でいいと思うんですよ。マイナンバーカードは、どうしても一緒に使いたいという人だけにすれば言い」と話しました。
私も妻も、マイナンバーカードは持っていません。従って玉川氏と同じく資格確認書ですが、私の場合、今年の7月に送られてきて、有効期限は令和7年8月1日~令和8年7月31日まで、この資格確認書は、現時点で5年間、毎年送られてくることになっていますし、マイナカードは法的に任意です。保険料を支払っている限り、医療を受け続けることが出来ることは、政府と国民の約束事で有り、これを反故にする事は憲法25条「国民は健康で文化的な生活を営む権利がある」と生存権に違反することになります。
このマイナカードなる物は、第2次安倍政権で紙の健康保険証と併存される事になっていましたが、あの新しもの好きで目立ちたがり屋の河野太郎氏が、紙の保険証を廃止しマイナカードに一本化すると唐突に表明、当時から、顔写真と暗証番号について、デジタルに慣れていない高齢者やさらには認知症の方には無理である事、また、医療機関での読み取り機のミスや、マイナ保険証に他人の情報が紐付けられ、そのことによって個人情報を他人が閲覧出来るという不備もあり、さらに窓口でマイナ保険証を読み取り機にかざし、暗証番号を打ち込み照合しなければならないという手間を嫌がり方も多く、マイナカード保有者の9割がマイナ保険証に登録していますが、利用率は4割にも待たない状況です。
確かに、個人の診療歴や検査歴、薬の服用歴が分かること、また、救急車などでも検索できることなど便利な事もありますが、それ以上に個人のプライバシー保護についての不信感がカード所有者にも強い結果だと思います。
さて、これからマイナ保険証でどれだけ便利さを感じるのか、それとも、紙の資格確認証でも不便を感じないのか、まあ、5年後以降に資格確認証がどうなるのかや、高齢者や認知症の方の問題をどのように解決するのかにも大いに関係しますね。





