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佐藤ひらりコンサート(ブログ3535)

  • 2024年04月07日

 私が所属する「北斗ライオンズクラブ」の1500回例会記念事業として、20東京パラリンピックで国歌を独唱した盲目の歌手「佐藤ひらりさん」のコンサートを開催することになり、今日は朝から芸術ホールにてそのお手伝いです。

 会場入り口にポスターを貼りだし、机や椅子を用意してチケットの「もぎり」の用意、  会場の整理などを行っているうちに、佐藤さんのリハーサルも進み、13時の会場の時には、入り口付近に多くの方々が待ち受けていました。

 いよいよ会場、そして、13時半から開演です。

 盲目ですがピアノの弾き語り、ハイトーンで透明感のある歌声、次々に歌われる演目は、オリジナルも含めて15曲、最後にはアンコールで、パラリンピックで行った国歌のアカペラ独唱も含めて2曲、終了後、会場を後にする方々に「有り難うございました」とお礼でお見送りしていたら、何人かの方から「CDは無いのですか」とのお話しが有りましたが、「4月1日にプロデビューしたばかりなので、残念ながらCDはこれからです。」とお返しすると、「また、彼女を函館に呼んで下さい。今度は無料で無くても聞きに来ます。」という有り難いリクエストもありました。

 無料のコンサートですが、来場された皆さんにこんなに喜んで貰える催しを実現できたことに大きな満足感を得ることができました。

 当初、市内の学校などで吹奏楽や合唱など課外活動を行っている子度達や高校生にも聞いて欲しいと、函館市教育委員会を通して各学校長に通知をいただき、その後、チケットを持って各校へお願いに行きましたが、「卒業式や入学式の準備に忙しく、それどころでは無い」と言わんばかりの素っ気ない対応でした。

 案の定、小・中学校、高校生の音楽活動をしている生徒達にチケットは行き渡らなかったのでしょう。それらしき生徒達の姿は見受けられませんでした。せっかく、子ども達に素晴らしい音楽を肌で感じて欲しかったのですが、先生達が多忙だった事が原因だったのか、教育委員会の協力は無に帰してしまいました。

 ゆとりの無い教育はせっかくの機会を子ども達から奪ってしまいます。これが、函館の教育の現状なのかと思うと非常に残念です。


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