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今冬のエネルギー

  • 2022年07月16日

 「健康のためにエアコンを使用して下さい。しかし、予備電源率が低いため節電して下さい。」と、言っていることが矛盾している夏の節電(?)がこれから本格化しようとする中、岸田氏が「夏の電力供給については安定供給確保に見通しが立ったが、冬に向けて原発を最大9基稼働させ、火力発電も追加的に10基を目指して確保するよう指示した。」と発表しました。

 何が何でも原発を稼働させたいようです。

 冬に向けては、積雪・寒冷地である東北・北海道が暖房などで電気の消費量が増えますが、北電・東北電は冬に向かっても予備電源率は確保されているようです。

 したがって、不安なのは東京を中心とした関東圏:東電ということになります。

 既に再稼働している原発は、関西電力:大飯原発3号基(福井県)、四国電力:伊方原発3号基(愛媛県)、九州電力:玄海原発4号基(佐賀県)、川内原発2基(鹿児島県)の5基のうち、テロ対策施設工事のため稼働できなくなる予定の玄海原発4号基を除きますが、定期点検中で稼働していない5基が冬には再稼働できる予定で、併せて9基となります。

 しかし、電気事業連合会の池辺会長は、「9基の原発は冬の供給力として既に織り込み済み。」と話していますし、前述した原発は全て西日本に所在しており、送電線の容量が210万kwと限られるために、東京の電源不足解消の効果は限定的と見られています。

 また、夏の電力不足に対応するため既に使える火発は酷使しており、火発とてそんなに余裕は無いはずです。

 更に再稼働が見込まれる5基の原発は老朽化が心配されており、先のフクシマ原発での東京地裁判決も経営者にはちらつくことでしょう。

 サハリン2もロシアとの交渉が見通せず、原油・LPGも予断を許しません。

 岸田氏のエネルギー確保は綱渡りになるのでは無いかと心配しています。


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