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世界遺産登録

  • 2018年05月07日

 今年、6月24日~7月4日にバーレーンで行われるユネスコ世界文化遺産委員会の正式審査に向けて、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が日本の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を勧告した事が明らかになりました。

 このことにより、「大浦天主堂」を中心とした関連遺産が世界文化遺産に登録されることがほぼ確実となりました。

 先行する長崎・熊本に続き、奄美・沖縄の世界自然遺産登録は、同じく諮問機関から推薦区域が点在しているなどの具体的なアドバイスなどを得ており、来年以降の登録に向けて国内での調整が行われています。

 国はその他にも、世界文化遺産として大阪の「百舌鳥・古市古墳群」の推薦書を提出しており、審査は来年行われる見通しとなっています。

 翻って、我が北海道と東北3県が登録運動を行っている「縄文文化遺産」は、大阪に遅れを取っており、先日やっと北海道議会も超党派の議連が発足したばかりです。

 今月23日に東京で総決起集会を開催し、菅官房長官など国の関係機関に要請を行いましたが、どちらかというと与党中心で進められている感が否めません。

 せっかく関係道県が超党派の議連を作っても、中央では与党の自民党・公明党の国会議員だけで議連を構成し、野党の地元国会議員には声もかけないという徹底ぶりです。

 ご存じの通り昨年は、国の暫定リストから世界遺産への登録推薦には至らず、今年こそ、登録に向けて一層の活動が必要となっていますが、これでは、一丸となってと取り組む言うよりも、結果を与党の成果にしようとしているのではないかとさえ勘ぐりたくなります。

 この取り組みには党利党略は関係なく、地域一丸として取り組む事が肝要ではないでしょうか。是非、与党には懐の大きな所を見せて欲しいものだと思います。


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