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世界の火薬庫・高市(ブログ4103)

  • 2025年11月24日

 高市氏が持論としていた「非核三原則の見直し」。そして自民党が国家安全保障に関する3文書の改訂に向けた協議を始めました。

 この中で、一番重要なのが、国是である非核三原則の見直しで、高市氏は「持ち込ませずは、核抑止に影響を与えるもの」との考えを持っており、「持たず、作らず」は堅持しても、米国の核の傘に入っている以上、国内への核の持ち込みは核抑止に有利に働くとの考えに立っています。

 しかし、非核三原則は、世界で唯一の被爆国であり、核兵器の非人道性を身をもって経験している日本の平和国家としての根幹を示すものです。これまでも、毎年「原爆者死没者慰霊式並びに平和記念式典」を広島と長崎で開催し、世界各地からの代表が被爆地を訪れ、二度と核兵器を使用しないという平和の誓いを共有してきましたし、国連の場には毎年のように被爆経験者が訪れて、その惨事について語り、高校生平和大使も国連でロビー活動を行っています。

 また、非核三原則は国民の80%が支持しており、時の政権が軽々に変更すべきものではありませんし、国民の理解も得られないものです。

 一方、日本国内に核兵器が持ち込むと言うことは、今後、中国が核の増強をすることに口実を与える事になり、北朝鮮の核開発をも助長することになるでしょう。これに、ロシアが加わり、3国の連携を強めることになるでしょうし、ロシアは次に北海道に侵攻してくるかも知れません。

 日本自らが安保環境の悪化を招いてどうしようとしているのでしょうか。

 高市氏は、ご自身が世界の火薬庫になりたいのか、危ない火遊びの刺激を求めているのか、とても危険な人物と言わざるを得ないと思います。


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