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ヤジ排除不起訴

  • 2020年02月26日

 昨年7月15日に札幌駅前で起きた安倍晋三氏の街頭演説へのヤジ事案について、東京の男性が札幌地裁へ告発した問題で、札幌地裁は不起訴と判断しました。

 地検は「罪に問われる行為は無く適法な職務だった」と不起訴理由について述べました。

 同じく今日の10時から始まった北海道議会総務委員会には、道警察の山岸本部長が出席し、この問題についての質疑が行われました。

 議会での質疑が行われる同じ日に地検の不起訴が新聞の一面に掲載されたのは偶然では無い様な気がします。

 道警察は議会の質問で、拘束・排除は警察法や警察官職務執行法に依拠していると判断したとしていますから、今回の事案が公選法の選挙妨害では無かったことを確認しても良いかと問いましたが、最後まで選挙妨害についての見解を明らかにすることはありませんでした。

 当然のこと、今回の事案は公選法による選挙妨害では無く、あらかじめ総理の街頭演説でヤジを飛ばす輩がいたら拘束せよ、政府への批判が書かれたプラカードを掲げたら排除せよという組織的な対応だったからに他なりません。

 同じ日、同じ場所で安倍総理支持のプラカードを掲げても、「頑張れ」と言葉を発しても拘束・排除はされませんでした。

 安倍晋三氏を批判する者は徹底的に排除するという行為は、警察法に規定する不偏不党・公平中正とは、ほど遠いものと受け止めざるを得ません。

 国会では、黒川弘務東京高検検事長の人事についてその疑惑が取り上げられています。 今回の札幌地検の不起訴判断は、権力に迎合する検察の姿の始まり、黒川検事総長が誕生した暁にはこうなりますと、権力と警察さらに検察が底流で繋がっているのでは、そして「法治国家」から「人治国家」になるという序章のような気がします。


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