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メディア粛正(ブログ4043)

  • 2025年09月22日

 トランプが自身に批判的なテレビ局に対し放送免許を剥奪すると言い出しました。

 リベラルな司会者らを敵と見なし、放送認可の取り消しをちらつかせて言うことを聞かせようとしていることはまさしく「ファッショ」そのものです。言論の中心を担っているメディアから言論の自由を奪うことまで口にするとは。そして、トランプが指名したFCC(連邦通信委員会)のカー委員長は、当然トランプの言うとおりにすることになるでしょう。

 米国のメディアは、トランプの手先だけになってしまうことになり、粛正が実施されれば、米国からの情報は全てトランプ一色に染まり、ファクト(事実・真実)は覆い隠されてしまうでしょう。

 日本でも、自民党の閣僚や幹事長がNHKに「いちゃもん」を付けて数々のキャスターが更迭されました。

 特に「クローズアップ現代」では、集団的自衛権について当時の菅官房長官を追求した国谷祐子キャスターが、当時の二階幹事長にコロナ対策は十分なのか質問を重ねた武田真一キャスターが、「ニュースウォッチ9」では、当時の菅総理に日本学術会議の任命拒否について疑問を投げかけた有馬嘉男キャスターに内閣報道官がクレームを入れられ降板、そして大越健介氏キャスターがNHKを去りました。

 テレビ朝日では報道ステーションの久米宏氏が、そしてコメンテーターの古賀茂明氏が降板いたしました。

 高市総務相(これも当時)は、「自分が気に入らない放送局の電波は停止する」と発言。

 時々の政権がメデイアにクレームを入れ、その結果、名物キャスターが降板させられるあるいは更迭させられる。

 トランプがメディアの口封じを実施すれば、トランプに従順な日本の政権も大胆な行動に出かも知れません。

 負けるなメディア。


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