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マスク不要?(ブログ3128)

  • 2023年02月04日

 1日の新規感染者数が、北海道では1,000人台を維持し、一時の7,000人台から見ればかなり少なくなったという印象を受けます。

 8波のピークが過ぎたと見られていましたが、1月14日には1日の発表としては過去最高となる503人が死亡してしまいました。昨年の12月20日からわずか1ヶ月間で11,146人がコロナで死亡してしまったのです。

 厚労省は、昨年5月からマスク着用について屋外では『原則不要』、屋内では会話が無く距離を確保出来る場合は『不要』という行政指導を改定し、今回はマスク着用のルールについて『屋内でも症状が無ければ不要』とする検討が行われています。

 しかし、昨年の屋外では原則不要という政府見解から今日まで、「屋外でマスクをしなくなった」と感じている方はほとんどいないだろうと思います。

 なぜなら、屋外でのマスク着用は今も続いているからです。

 政府が不要と言っても、「感染しない・させない」の基本がマスクと手指の消毒であるという意識が、この3年間ですっかり身についてしまったということになります。

 それは感染への自己防衛であり、家族防衛の大きな手段だからです。

 昭和大学医学部客員教授の二木芳人教授は、「政府は『ある程度の犠牲は仕方がない』というスタンスなのでしょう、しかし、その覚悟ならば、国民に明確に説明すべきです。確かにコロナで亡くなっている方は、持病や全身状態が悪化して命を落とす人も少なくありません。しかし、そもそもコロナに感染しなければ、今でも平穏な日々を過ごせた方々。それを見ない振りをして『マスク不要』を議論するのは、国民に誤ったメッセージを発する事になりマス。」と批判しています。

 米国のボストン大学での調査では、<マスク着用の解除指示が行われた学校で、“マスクを外した地区”と“マスクを外さなかった地区域”を比較した調査では、マスクを外した地区の感染者割合が2倍も多かった>という報告があります。

 海外からの観光客への配慮や、G7への見栄のために国民を犠牲にしようとする岸田氏の甘言には、注意が必要です。


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