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ブルーインパルス飛行

  • 2020年06月15日

 5月29日、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が東京上空を飛行し、コロナ対策で苦労をおかけしている医療従事者の皆さんに感謝の意を表した事が放映されましたが、このことについて、週刊金曜日では<国内線と国際線の飛行機が飛び交う首都上空で自衛隊が展示飛行を行うには、安全確保も含めて広範囲にわたる許認可と調整を必要とする。自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣の許可無しに、そんな決定を下す権限を有しない。

 河野太郎防衛相は「やることが大事でプロセスはどうでも良い」と記者会見で記者の質問をはぐらかしましたが、もし総理大臣や防衛相が思いつきで航空自衛隊に展示飛行を行わせ、その決定経緯を主権者で納税者である国民に説明しないなら、自衛隊はすでに安倍内閣の「私兵」として扱われている事になる。自衛隊幹部からも「自衛隊が政権の人気取りに使われていると思われるのは迷惑だ」と話している。

 しかも、当日のニュースで流された「病院の屋上で大勢の医療関係者が空を見上げて喜んでいる。」という映像が、実は自衛隊病院のスタッフを屋上に集め、メディアに映像を撮らせた、一種の「やらせ」であった疑いが後に判明した。「医療従事者への敬意と感謝」という大義名分は、結果として「政府の現場支援策の不備や苛酷な勤務状況への不満」を医療従事者が表明しづらい空気を作り出した。」>と掲載しています。

 このイベントにいくらの税金が投入されたのでしょうか。

 いや、その額の多寡ではなく、思いつきで行われた「やらせ」のショーが国民の感謝の表れとされる事に問題が有ります。

 私達は、日々困難な状況でウィルスと戦っておられる医療従事者の皆さんに、十分な資機材とその努力に報いる支援を行うように国に求めています。

 このやらせのショーでは、何の解決にもなっていないと言う事をなぜ、政権の中枢の方々には判らないのか。これも官邸官僚である総理補佐官の思いつきなのでしょうか。


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