タクシードライバーの犯罪(ブログ3936)
- 2025年06月07日
日本でもタクシードライバーの犯罪が表れました。
東京都のタクシードライバーが、飲酒後にタクシーに乗った20代の乗客に睡眠薬を飲ませて、女性の自宅で性的暴行を加え、それをスマホで撮影していたという容疑で警視庁が逮捕、押収したスマートフォンからは乗客50人ほどにわいせつな行為をしたと見られる画像が約3,000点見つかり、不同意性交や性的姿態撮影処罰法違反を繰り返していた事が判明しています。
そのことから当然余罪がある事が分かりますが、これまで、被害届が出ていないこと事実も浮かび上がり、性的被害の訴えの難しさも明らかになったと思います。
想像ですが、この犯人は女性の酔客を狙い、乗車させてから自宅を聞き出し、その後に、「酒酔いに有効なドリンクがある」などと言って、睡眠薬入りの液体を飲ませての犯行だったのではないでしょうか。
1昨年以来、タクシーの運転手不足から、二種免許を取得していない普通の運転手にタクシー会社と契約させてタクシー業務をさせる事が出来る「ライドシェア」が都会を中心に始まりました。
既に欧米などでは行われている制度ですが、このライドシェアーによって、欧米ではタクシードライバーによる性暴力が数多く起こっており、既に先行している国でも問題化され、日本にもライドシェアーが導入されれば同じ事が懸念されることから、プロのタクシードライバーから導入へ懸念の声が起きていました。事件が起きれば、全てのタクシードライバーも同一視されることでタクシー離れが起きるのではないかという心配です。
プロのドライバーは、介護や身体の不自由な方の乗車、妊婦などの応急処置などを研修しており、ライドシェアーのアルバイト的なドライバーとは一線を画しています。
今回の事件は、今後のライドシェアーの普及に大きな影響を及ぼす事になるだろうと思います。