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シングルイシュー(ブログ3480)

  • 2024年02月12日

 自民党の裏金問題は、かなりシビアに自民党へダメージを与えています。

 さらに、盛田文科相の旧統一教会との関係性の質問に対する答弁のあやふやさ。

 ついにテレビで、脳神経が専門の医者に「一度病院で診察を受けるべきでは無いか」と苦言をされてしまう始末、盛山氏は偏差値80以上の灘中・高校を卒業し、東大の法学部に入学、エリート官僚から議員になった方で、こんなに記憶が定かで無い方とは思えませんし、「嘘」をつくから、次の「嘘」を重ねなければならないというドツボにはまってしまった感があります。そして、その盛田氏を庇い続ける岸田氏も何が何だか分かりません。

 しかし、そんな自民党の体たらくを前にして、野党が一向にまとまろうとしていません。

 自民にピトッとくっ付いていたい国民民主党の玉木代表は、残念ながら「トリガー条項撤廃」について自・公・国の三者協議から見事に「袖」にされてしまいました。

 行く当ての無くなった国民が、立憲との関係を見直そうとしましたが、立憲の岡田幹事長が「考え方を改め、野党がまとまっていくべきだと考えるなら、懐深く対応して行きたい」と話したことが気に入らないのか、上から目線だと反発。

 芳野連合会長は、「立憲の候補が共産党の協力をもらうのであれば、連合としてその候補は応援しない」と話しますし、共産党は、独自候補を各地で擁立しています。

 「市民の風」が統一候補のために汗を流していますが、一向にその方向に向かわずにそれぞれの政党が勝手に政党としての主張を繰り返しています。

 なぜ、野党は統一候補を擁立する努力をしないのか。このままでは永遠に自民党の悪政が続くことになる事が分からないのでしょうか。

 各政党が、対立課題とする「原発」、「安保」、「憲法」などは一旦棚上げし、「政治と金」、「旧統一教会」、「政治の腐敗」などで、共闘し、「目指すは自民党の一党支配を崩壊させること」このことを唯一のシングルイシューとして手をつなぎ、仮に政権を担ったらそれぞれの党が様々な課題について責任のある判断を行って国政を進めるべきだと思いますが、残念ながら今の野党はその事を考えていないように思います。

 それは、それぞれの「利己」が全面に立つからです。それでは何も話し合いが出来ません。そうでは無く「利他」の精神で話し合いを行う。己を滅し、真に懐を深くして我が国の将来を共有する事ができれば、おのずと国民は寄り添ってくるのでは無いかと思います。

 逆にそれが出来ないのあれば、国民から見放されるだけでは無く、世界の野党の伸長からも置かれていくことでしょう。

 それは、日本の大きな損失であり、国力の低下に直結してしまいます。今の日本を救うのは、腐敗しきった自民党でも、諫めることの出来ない公明党でもありません。平和を追求し、福祉と教育に主眼をおくことで一人ひとりを大事にするという共通する政策を実現させる事の出来る野党共闘では無いでしょうか。

 重ねて言います。政党の「利己」では無く「利他」を重んじ、打倒自民党政権を唯一のシングルイシューとして次の総選挙に臨むべきです。


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