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イスラエルとパレスチナ(ブログ3364)

  • 2023年10月15日

 連日のように報道されるイスラエルとパレスチナの武力衝突。

 イスラエルが陸・海・空から大規模な攻撃を行うと宣言、ガザ地区に住んでいる人民に非難を呼びかけています。この攻撃の激化は想像を絶する犠牲者を生み出すことになるのでは無いかと心配です。

 そもそも日本人は信教の自由が保障されていますが、一方、それほど信心深く無い国民性です。よく言われるのは、お正月には神社へ行き、葬式は仏教で、クリスマスはキリスト教・・・。よくお酒の席では「宗教と政治の話はタブー」と言われますが、信心深くない日本にあっても、宗教の話題には気をつけなければなりませんが、それでも宗教が戦争にまで結びつくなど想像も付きませんから、今回の武力紛争は、なかなか理解が出来ないと思います。佐賀新聞が分かりやすく解説していますので、再掲します。

 <世界の五大宗教は、「仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教」と言われている。特に宗教と領土関係が複雑に入り交じる中東は想像も付かない困難が横たわる、特に、イスラエルとパレスチナの関係は難しい。

 そもそも、ユダヤ人とはユダヤ教の信者をいい、ユダヤという国があるわけでは無い。

 世界に離散していたユダヤ人がパレスチナに移り住み、イスラエルを建国。住む場所を追い出されたパレスチナの人々が独立国家を目指してきた地域が「パレスチナ自治区」だ。

 この一つに「ガザ地区」がある。

 今回の武力衝突は、ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」がイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けたのが発端。イスラエルが報復の空爆を繰り返し、全面的なな地上侵攻に踏み切る可能性も出てきた。悲しみや憎しみという負のエネルギーが生み出す報復の連鎖。

 人を救うはずの宗教が人を不幸にするのは悲しい。どちらかが許さないと争いは終わらない。無力感に襲われるが、とにかく平和を願う。> 

 と報道しています。

 そして、今でもユダヤ人は世界各国に住み続けており、とりわけ米国の財閥や政治の世界には、ユダヤ人およびその関係者が多く、その影響は非常に強いとされています。

 その例として、世界最高峰のハーバード大学の学生がイスラエルを非難し始めると、ウオール街の金融関係企業が、これらの学生を雇用しないと宣言しました。

 当然ハーバード大学の学生の非難活動は下火となってきます。

 今回の全面的な武力衝突は、中東の一部の地域の問題だけでは無く、陰に陽に世界を巻き込む火種となりかねません。


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