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アースオーバーシュートデイ(ブログ4197)

  • 2026年03月02日

 北海道消費者協会の機関誌「北のくらし」のコラムの中に「アースオーバーシュートデイ」という事が掲載されていました。

 オーバーシュートとは、日本語で「度を超す」とか「行きすぎ」と言った意味があり、アース(地球)が自ら再生し、供給している森林資源、海洋資源など地球由来の恩恵の1年分を、人類が元日から数えてどれだけの早さで消費しているかを示す数値です。

 昨年、25年のアースオーバーシュートデイは7月24日。人類は地球が1年かけて再生しようとしている環境資源を早々と使い切り、未来分の資源を「借金して」食い潰していると言う事になります。

 7月24日にその年の分を使い切ってしまったと言うことは、家計に振り替えると、7月までに年間収入を使い切り、残りの5ヶ月を地球の貯金を切り崩しながら生活していると言うことです。

 これまでは、コロナ禍の時に8月22日と少し遅くなりましたが、1970年代からのデーターを遡ると、1971年には12月25日、1987年には10月30日、2000年には9月23日、2010年には8月6日と年々早まっている事が分かります。

 今、人類は地球の再生力の1.7倍の速さで地球の資源を消費し続けています。

 日本の場合はさらに深刻で、2025年のアースオーバーシュートデイは5月8日、これは全世界よりも2ヶ月以上も早く資源を使い切っているということになります。

 特に問題なのは、日本が資源小国だという事です。食糧自給率は38%、エネルギー自給率は12%と極めて低く、大部分を外国からの輸入に依存しています。つまり、日本は他国の資源を大量に消費することで現在の生活水準を維持していると言うことです。

 ただ、少しだけ希望に触れると、日本は24年のアースオーバーシュートデイより10日程遅くなりました。これは、再エネ・省エネの技術の進歩や環境意識の向上による成果だと考えられており、今後の取組で、さらなる改善が見込まれてきます。

 食品ロスを徹底すること、クリーンエネルギーへの転換を今以上に取り組むこと、住宅や電化製品の省エネを進める事、土壌改良や緑化、海洋汚染対策、地球温暖化対策など、家庭で出来る事、政府が取り組むこと、世界で取り組むことで、少しでもアースオーバーシュートデイを遅くして行かなければなりません。


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