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またもやカジノか(ブログ4003)

  • 2025年08月13日

 18年に成立した「IR整備法」は国内に最大3ヶ所のIRを整備することが出来ると規定されています。

 現在は、関西・大阪万博が開催されている大阪の夢洲の万博会場の隣で、IRの工事が行われています。夢洲は、廃棄物最終処分場つまりゴミの埋め立て場所として大阪湾に作った人工島でしたから、万博会場工事中や開場後もメタンガスが発生している場所で、ここに国際的な大規模会議場や見本市用のコンベンションホール、高層ホテル、各種エンターテインメント設備、そしてカジノを備えるIRをを建設します。

 既に、その完成予想図が示されていますが、シンガポールのセントーサを凌ぐような規模感となっています。

 さて、そのカジノですが、政府は候補地の2次選定を30年頃に行うことを想定していましたが、今回その「1.5ラウンド」としてこの夏以降に選定作業を具体化しようとしています。

 政府は、昨年11月に全国の都道府県と政令都市に意向調査を行いました。公表をしていませんが、この意向調査に北海道・東京都などが「関心あり」と答え、千葉県・愛知県・和歌山県・長崎県も前向きとみられています。

 北海道は、高橋はるみ前知事がセントーサを視察し、政府の選考に積極的な動きをしま鈴木知事は、候補地として想定されていた新千歳空港に近いウトナイ湖サンクチュアリー周辺の自然や環境などに対し、限られた期間に調整するには無理があると判断、来たるべき時のために準備を整えるとして最初の候補地選定には手を挙げませんでしたが、満を持したのか、今回の意向調査では「関心あり」となったようです。

 他に手を挙げた東京は、前回、菅首相のお膝元横浜市で積極的な市長が選挙で敗れたので、首都圏としてなのか、愛知県、和歌山県、長崎県は、前回候補地選定から外れた地域、千葉県は生活環境の悪化と、県内候補地の調整が困難という理由で辞退しましたが、ナゼかこの「1.5ラウンド」には前回の候補地全てと千葉県・東京都がノミネートする可能性が有るようです。

 さて、政府は26年末には自治体からの申請受付を開始、27年末にも区域を認定するスケジュールを描いています。

 ご存じ通り、27年4月には統一自治体選挙があります。それまで国会への転出がなければ知事として3期目の選挙が、そしてカジノを推し進めようとしている自民党の有志の方々にも選挙が待ち受けますが、カジノに手を挙げた場合、道民が知事や自民党の議員に対しどのような判断を下すのかということも待ち受けます。


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