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ただのセレモニーか

  • 2008年07月08日

昨日から北海道洞爺湖サミットが始まりました。
天候がはっきりせず現地には濃いガスがかかっていたようで、会場のウインザーホテルに到着した各国首脳に洞爺湖の景観を楽しんでもらうことができず、道民としても残念な思いでした。
今回のサミットは、世界から注目されている地球温暖化防止・食糧難への対処・貧困の解消などについて、G8は勿論、途上国からも代表が参加し、課題ごとの会議や各国間交渉、二国間交渉など精力的に行われ、解決に向けた具体的な一致点が見いだされるものと期待をしていました。
しかし、7日一日を見ただけでも米国に代表される大国の利益優先の論理、EU諸国との軋轢、先進国と途上国の現状認識への乖離などが目立ち、妥協点や前進的な結論、具体的な約束は期待出来そうもない雲行きとなってきました。
地球温暖化防止についてもハイリゲンダムサミットより後退したように感じられます。
自然エネルギーへの転換は世界で進めなければならないはずですが、あの米国が原発の推進を言い始めるに及んでは、開いた口が塞がらないという気持ちです。CO2を排出しないことを大上段に構えて、今後の原発商戦に弾みをつけようとの魂胆なのか、エゴも極まれりの感です。
穀物のバイオ燃料化についても、途上国の食糧難はお前達の責任だと言わんばかりの態度。
世界のあちこちで戦争という貧困の種を蒔いているにも関わらず、その解消には興味がないようです。
サブプライムローンによる経済恐慌を招き、その対処もできない無能なカウボーイの顔はもう見たくありません。
あの顔がなければ会議はスムースに進む気がするのは私だけでしょうか?
あれ、ちょっと待って下さい。同じ大国で前大統領の傀儡と言われている方の態度もカウボーイの態度と似てきていませんか?
ただ、うろちょろしているだけの福田首相、議長としての大役は果たせるのでしょうか。
7日の洞爺湖のような全く先も周りも見えないサミット。どうぞセレモニーだけにはしないで下さい。


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