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お粗末な更迭劇(ブログ3235)

  • 2023年06月01日

 岸田氏が長男である翔太郎氏の更迭を決めましたが、何を今更という感じです。

 岸田氏はこの事件が報道された後、「厳重に注意をした。更迭は考えていない。」と話していましたが、自身の支持率が下がりはじめ、その原因が「公私混同」とその後の処置の甘さを指摘されたことから、6月1日付けで更迭させることにしたようです。

 5月29日、記者団に「公的立場にある政務秘書官として不適切であり、けじめをつける。」と話しましたが、事が発覚した5月25日と更迭を判断をした29日で「秘書官として不適切だった」ことに何か変化があるのでしょうか。

 身内を庇う脇の甘さを指摘されてから息子を切り捨てる。これだけでは無く、ことごとく国政に対処するのに何にも考えていない事に今更驚きます。

 「泣いて馬謖を斬る」とは中国の三国志に出てくる物語で、蜀の諸葛孔明が日頃重用していた馬謖が、命令に従わず魏軍に大敗したことから、組織のためにも涙をのんで大罪に処しました。このことから、規律を守るためにはたとえ愛する者でも、厳しく処分するという例えの言葉ですが、今回の場合は、そんな大層なことでは無く世間知らずのボンボンがおふざけをしてしまった後始末を、甘々な親父がその処置を誤り、ひんしゅくを買ったというお話でした。


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