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おもねる言葉(ブログ4217)

  • 2026年03月21日

 「世界中に平和と反映をもたらせるのはドナルドだけだ」。

 物議を醸し出している高市氏の言葉です。いくらトランプ氏のご機嫌を取るための言葉にせよ、ヨイショのしすぎだろうと思います。

 「殿、本日はご機嫌麗しゅう」と話す家来を思わせます。何とおもねった(へつらう)言葉でしょう。トランプ氏には「うい(可愛い)奴よのう」と思わせたでしょう。

 強い相手には媚びを売り、日本に帰れば傲慢な首相に戻る。世間に良く居るつまらない上司のようです。

 記者からイランに対する奇襲攻撃に対し「日本も奇襲攻撃は得意だろう。真珠湾だ。」と言われて何も言い返せない高市氏。奇襲攻撃の結果、日本は米国を含む連合軍に敗退した事を伝えたら、トランプは何と答えたでしょうか。トップの会談は、丁々発止の真剣勝負なはずですから、礼賛には礼賛を、非礼には皮肉で返す位の頭の回転が欲しかったと思います。

 さて、トランプと共にイランを攻撃したネタニヤフ氏は「道徳的に優れた文明であっても、自衛力がなければ、冷酷な敵に屈する可能性が有る」、「残念ながらそして嘆かわしいことに、イエス・キリストがチンギスハンに劣ることは歴史が証明している。なぜなら、十分な武力と影響力、冷酷さがあれば、悪は善に勝つからだ」と、自らの行動を正当化しています。この中で、「悪は善に勝てる」とは、イスラエルそしてネタニヤフは悪であることを自認していることになります。

 世界は、すでにネタニヤフとトランプを邪悪な指導者として認めています。したがって、この二人だけが「世界に善は要らない」と勝手に思っていると言うことです。

 悪い事に、高市氏がネタニヤフと同じトランプに「世界に平和と繁栄をもたらす」行為だったと話したことです。日本はこれまで、「世界秩序の破壊と力による一方的な現状変更には反対する」という原則を維持し、G7でも共感を得ていましたが、今回の高市氏の発言で水泡に帰してしまい、日本はダブルスタンダードを平気で行える国という烙印を押されたことになり、信頼を大きく失った言動だったと思います。

 最悪なのは、中国に対しても「力による一方的な現状変更を許すことは出来ない」と言えなくなるということです。


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