背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

『聖域』の意味

  • 2015年10月12日

 今日の道新に就任したばかりの北海道7区選出・伊藤良孝農水副大臣のコメントが掲載されていました。

 この中で、地元北海道選出の農水副大臣が、「TPPの大筋合意について、重要5農産物を『聖域』とした国会決議には反しない」、「ぎりぎりの処で国会決議は守られている」  と発言されています。

 『聖域』とは、「触れてはならないもの、手を付けてはいけない分野」とネット辞書にのっていますし、当然そういう意味でしょう。

 従って、農産物5分野においての関税の引き下げ、あるいは時限付きのセーフガードの後には撤廃されるという合意内容は、国会決議に反するものではないのでしょうか?

 重要5農産物以外の食品についても、撤廃、引き下げとなっています。

 これで、日本の農業が守られる、食の安全・安心、さらに食糧自給率の確保が果たされるのか、はなはだ心配です。

 だって、日本語が理解できない方々、言い繕うことでしか説明できない閣僚の言葉を信じられますか?

 TPP交渉を行うにあたって日米両国は、「農産品や自動車関連などお互いにセンシティビティー(とても繊細であり、敏感に取り扱わなければいけない問題)な問題が有る。」との共通認識に立っていたはずが、いつの間にか重要5農産物は米国や他国に有利な展開となり、自動車輸出についても生産工場が海外に有ることから、得るものはほとんど無い中での合意です。

 伊藤農水副大臣は、単純な補助金行政では無く、北海道農業が衰退せず、後継者が安心して継承できる農業政策を示すべきではにでしょうか。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.