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NHK日曜討論

  • 2021年01月10日

 今日のNHKテレビ「日曜討論」は、「党首に問う、新型コロナ感染急拡大 緊急事態宣言の判断は いま求められる対策は 経済をどう立て直す? コロナ禍で日本外交は 今後の政局どう臨む」というサブタイトルで、各党の党首が一人ずつ個別にキャスターの質問に答えていくという手法で行われました。

 新聞の番組表を見て、党首討論になるのかと思ってスイッチを入れたのは、私だけでは無いと思います。

 しかし、残念ながら党首ごとのインタビューという内容にがっかりしてしまいました。

 見た方にはお分かりだったと思いますが、菅氏以外の党首は手元にペーパーなど置かずに、質問には下を向くことなく自分の言葉で答えていました。

 そうです。ただ一人菅氏だけが質問に答えるたびにペーパーに目をやり下を向いて話していました。

 それでも、なるべく上を向いて話そうと努力している姿は、いじましく感じましたが、「党首に問う」が討論では無くインタビュー形式になったことの意味が分かったような気がします。

 NHKは「日曜討論」の番組名に相応しく、当初は各党首による討論を企画していたのかも知れません。年明け初めての番組は時間を30分延長して特番と位置づけていましたから。しかし、仮にそうだとしたら官邸が総理の出演を拒否したでしょう。

 臨時国会における予算委員会での菅氏の答弁を知っている官邸は、とてもでは無いが討論などさせられないと判断したはずです。

 さて、話した内容はどうだったのか、これも残念ながら臨時国会で行った所信表明演説の域を出ること無く、全くつまらないものでした。

 自信ありげに「心配されていた病床は整えつつある」と話していましたが、現実はそんなに楽観できるものでは無いことを国民は知っています。

 菅氏が国民を安心させるつもりで話したのかも知れませんが、これまでのコロナ対策を知っている国民は、菅氏の言葉より、感染症対策分科会の尾見氏の方を信用していますので、総理の言葉を「眉唾物」と聞いていたのではないでしょうか。


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