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LGBT法案と皇位継承(ブログ3228)

  • 2023年05月25日

 LGBT法案が参議院に送付され審議が行われていますが、「夕刊フジ」に麗澤大学・八木秀次教授が安倍元首相と昨年5月に話した内容が掲載されていました。

 その中の話を集約すると、<安倍氏は皇族の皇位は「皇統に属する男系男子」が継承するべきであって、「性自認」を認めた先には「皇室典範」を変えなくても性別の概念を変えることで将来的に伝統的な価値を壊す可能性になりかねない。」との強い信念を持っていたようです。>とのこと。
安倍氏の脳内は、長い間ズーッと思考停止状態だったのでしょう、男尊女卑、父系尊重という概念に縛り付けられたままの人物であることを象徴する話です。

 広角的に視野を広げ柔軟的な思考が出来ない方が政府のトップに君臨し続けてきたこと、その影響力に今も拘束されているような自民党や保守の方々、そのことが多くの国民に弊害を与え続けてきたかと思うと、自らの信条のみを押しつけるのはいい加減にして欲しいと思います。

 時として、皇位継承は女系や女性であっても、その地位は国民の象徴というものであることから、何の支障も生じるものではないでしょう。

 また、一方の役目である宮中祭祀の催行者であることも、女性が執り行うことに支障が出るとは思えません。

 今は、皇族に対しても人権を尊重するべきという流れが起きています。

 当然、将来には皇族の中にも自らの性自認で悩む方がおられるかもしれませんが、その方を皇族から排除する事にはなりません。

 LGBT法案の裏には、皇位継承が横たわっていたこと、そしてそれに固執する大きな政治勢力が存在していることで、LGBTの方々が今後も基本的人権を享受できないのであれば、結果的にまずは「皇室典範」を変えなければならないということになるのでしょうか。


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