背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

JR冬のダイヤ

  • 2013年12月10日

JR北海道は、度重なる事故に関する国交省の特別無期限監査が入ったことにより、11月から新たなダイヤ編成を行いました。

このダイヤ編成に関わる札幌・函館間の列車は、通常の11便から9便と2便減便し、平日は更に臨時便が2便減便するなど最大4便の減便で、大きな影響をもたらしています。

更に臨時便は3両から5両編成と、今までの7両から8両編成の通常便から大きく車両数が減ったため、指定席の予約が早い内にいっぱいとなり、自由席に座るためには早い時間からホームに並ばなくてはならず、座れない場合は4時間以上も立ちっぱなしということもあるわけで、高齢の方には過酷な時間を強いることにもなります。

道が行った11月1日から20日までの調査は、振興局や市町村の丸投げし、そこでは観光などへの影響や物流などへの影響が中心で、利用者の聞き取りは入っておらず、利用者の視点に立ったものとは言えません。

利用者の声を聞かず、何の調査なのかと思います。

11月のダイヤ改正の影響を受ける利用者からの調査を行ってこそ必要な対策がうてるものと思います。

今回のダイヤ改正は、JR北海道が所有するディーゼル車だけで対処しようとする自賄い方式であって、そこには限界があると思います。

この際、ディーゼル車を所有している他のJR事業者に支援をお願いし、車両の借り上げなど具体的な対処を求めるべきだと思います。

幸い、JR四国にはディーゼル車が走っており、これを借り上げてこの冬場を乗り越えることも考えなければならなかったはずです。

無論、寒冷地仕様などの問題もあろうかと思いますが、早い段階から今回の事は想定されていたことから、準備さえしていれば対応が可能だったにも関わらず、そのことを検討もしていなかったことは許されるものではありません。

不便を強いられている利用者の立場に立った対処こそが求められると思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.